BPフォード・アブダビのチームディレクター、マルコム・ウイルソンは、6月のワールドモータースポーツ・カウンシル(WMSC)での決定を受け、WRCの未来はとてもポジティブだとクラッシュネット・ラジオに出演した際、語っている。
「たくさんのポジティブな案件がWMSCのミーティングで話し合われた。我々からすると、ISCがグローバルプロモーターであることが大事だ。これまでの成果を見てきたし、今後それらが伸びることも期待できる」とウイルソン。
「来季のカレンダーについてもいい傾向だと思う。もちろん完璧ではないが、2011年になれば我々が望み、WRCが前進する形でのカレンダーが実現するのだと思う。フィンランドやGB、スペインといった柱となるイベントが組み込まれていることは大きな進歩だ。
テクニカルレギュレーションについてもOKだ。1.6リッターターボが2011年に導入できるかどうかは様子をみないといけないが、全体的にはいい方向だと思う」
「来年のカレンダーで、皆が気になるのはコストだが、来年は5回のヨーロッパ圏外イベントがあり、それがコストアップの要因となりそうだ。とはいえ、ローテーションシステムから来るものなので、我慢はしないといけないだろう。でもさっきも言ったように2011年は非常によいものとなるだろう」
「非常によいイベントが今ある。ポーランドがいい例だ。彼らは非常によい仕事をした。ここ数年、ヨーロッパでのイベントで一番観客を見たような気がする。
今は自動車産業にとって厳しい時期だから新しいマニュファクチャラーを向かい入れるのは簡単ではないかもしれないが、間違いなくWRCに興味があるはずだ」