今開催は国別対抗の『ラリー・オブ・ネイションズ』として実施のラリー・メキシコのデイ1はアンドレア・アイグナー(オーストリア)がトップとなった。国別ではスペインがダニ・ソラ、チェビー・ポンスが獲得ポイントで上回りトップに立っている。
7月9日のデイ1を終えてアイグナーは「1番最初のステージは滑りやすい上に自分が1番走者だったからとても難しかったが、午後は問題なかった。マシンにも大きなトラブルはない」と順調な滑り出しでトップに立った。
オーストリアチームとしてはチームメイトとなる、マンフレッド・ストールはアイグナーから遅れること31.1秒でラリータイムでは1-2態勢となっている。しかし、国別対抗ポイントではスペイン454.5ポイントから95ポイント離されての3位となっている。
そのスペインは午前中の好走を午後に維持できず、ソラはパンクで5位に後退。ポンスはSS5のコースオフもあり、8位となっている。ソラは「午前の4ステージを勝ち順調だったが、午後に入りパンクを喫し、チェビーはオイルクーラーに問題を抱えてしまった」と状況を説明する。
デディエ・オリオールとブリス・ティラバッシが3、4位でデイ1を終え国別では2位につけている。
不運なのはトニ・ガルデマイスターとハリ・ロバンペラ。ふたりともステリングにトラブルを抱えてリタイアとなり、ロバンペラはSS1のスタート前にリタイアという運ラッキーぶり。
ガルデマイスターは「我々にとっては残念な日となってしまった。問題を抱えていたステアリングSS6で壊れてしまった」。「何があったかはわからないが、自分のマシンはSS1のスタート前に壊れてしまった」とロバンペラ。「運が良かったのは時速20kmで走行していたので大きな事故にならなかったことだけ」。