WRCラリージャパンに電撃参戦のディディエ・オリオール「出るからには勝利を目指す」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCラリージャパンに電撃参戦のディディエ・オリオール「出るからには勝利を目指す」

©SPARK JAPAN

11月21日〜24日に愛知県の豊田スタジアムを拠点に開催されるWRC最終戦ラリージャパン(ターマック)のエントリーリストに名前を連ねたことで話題を集めているディディエ・オリオール。参戦の経緯には、モデルカーブランドのスパークを展開するミニマックスのウーゴ・リペール(写真中央)との何気ない会話、クラシックカーコレクターとして知られ今季の全日本ラリー選手権にFIT-EASY Racingを参戦させている國江仙嗣代表の協力があった。その背景を、スパーク・ジャパンが公表した。SPARK MODELは今回の参戦でオリオールをスポンサーとして支援するほか、ラリージャパン会期中はオリオールのサイン会も予定しているとのことだ。

WRCでは、開催国のASN(日本ではJAF)が公認する車両について、FIAの安全基準を遵守するなどの条件付きで選手権ポイント対象外での参戦を認めており、ラリージャパンではJR1、JR2、JR3クラスが設定されている。今回オリオールは、FIT-EASY Racingが全日本ラリーで使用したトヨタGRヤリスに安全装備などを装着したマシンで、ナショナル部門のJR1クラスにエントリー。このクラスには、日本強豪ラリードライバーの筆頭、新井敏弘がスバルWRX S4で登場するほか、昨年の同等クラスで激戦のトップ争いを展開した眞貝知志(トヨタGRヤリスDAT)、村田康介(GRヤリス)が今年もエントリーしており、オリオールとの対決も注目となりそうだ。
(以下、発表内容)


FIT-EASY×SPARKで実現したドリームプロジェクト

世界ラリー選手権(WRC)の1994年ドライバーズチャンピオンであり、WRCで20勝を挙げたフランス人ドライバー、ディディエ・オリオール氏が11月21日から開催される「世界ラリー選手権 フォーラムエイト・ラリージャパン」にてナショナル部門JR1クラスに参戦いたします。

きっかけはオリオール氏と長年親交があるモデルカー・ブランドSPARK MODELをリリースするMINIMAX社のウーゴ・リペールとの何気ない会話の中で出た「日本でラリーを走るチャンスはないか」という一言でした。1994年にトヨタ・セリカを駆ってフランス人初のWRCドライバーズチャンピオンに輝き、カローラWRCの開発・ドライブを行ってきた同氏にとって、トヨタ自動車のおひざ元で開催されるラリー選手権に参加することは、ぜひとも叶えたい夢のひとつだったのです。
その言葉を、リペールはなんとか実現させたいと考え、リペールの友人でありトヨタのヒストリックラリーカーを複数台所有するFIT-EASY代表の國江仙嗣氏に相談したところ「それなら私の車両を使って実現させましょう」ということでトントン拍子に話が進んでいきました。当初はラリージャパンと併催されていたクラシックラリーへの参戦を目指していましたが、残念ながら2024年にはこのラリーイベントが開催されないこととなってしまいました。

これで日本でのラリー参戦が夢に終わるかと思いきや、國江氏のはからいでナショナル部門JR1クラスのGRヤリスが用意され、現在でもコ・ドライバーとしてオリオール氏とラリーに出場しているデニス・ジロウデ氏とともに参戦が実現しました。なお、SPARK MODELは、このラリーで両氏をスポンサーとしてサポートしています。

現在66歳のオリオール氏ですが、けっしてお遊びでラリーに参加するわけではありません。出場するからには勝利を目指し、全力で戦うことを宣言しております。経験のない右ハンドル車両だけに参戦が決まった日から徹底したイメージトレーニング、来日後には実走トレーニングを重ね車両のセッティング内容も詳細に検証を予定しています、とのコメントは、氏の本気度を感じさせるものです。
「日本の皆さんに力いっぱい走る姿をお見せできるのを楽しみにしています」
オリオール氏の本気走りにご期待ください。

なお、ラリージャパン2024開催記念展示として豊田市博物館にオリオール&ジロウデ両氏が実際にWRCで戦ったカローラWRCが特別展示されています。また、ラリージャパン開催中にサイン会も予定されます。
詳細はSPARK JAPANのHP・FB・Xなどでご案内予定です。


SPARK JAPAN公式サイト
https://sparkmodel.co.jp



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