WRCプロモーターは、クロアチアと開催契約を3年間更新したことを発表した。高速ターマックラリーとして知られるラリークロアチアは2021年にWRC初開催を果たした後、今季は第4戦として開催。2025年はERCラウンドとして開催されるため、いったんWRCタイトルは外れるが、2026年からはWRCカレンダーに復帰する。
WRCプロモーターのシニアディレクター、サイモン・ラーキンは、クロアチアラリー組織委員会のダニエル・シャーシキン会長が、クロアチア・スポーツ省のヨシップ・パビッチ事務次官、クロアチア自動車・カート連盟のロバート・マルクト会長が同席の元で契約を行った。
「2021年にクロアチア・ラリーがWRCに加わった時から、このラリーはすぐにWRCの常連イベントになると感じていた」とラーキン。
「来年以降も、ふたつの選手権を通してこの国でイベントを開催する旅を続けられることを、うれしく思う。ERCにとっても新しいチャレンジになり、選手権常連のコンペティターだけでなく、WRCチームに対してもアピールになると思う」
組織委員会のシャーシキン会長は「クロアチア政府とパートナーの支援により、クロアチアは来年ERCを開催し、次年度以降もWRCを迎える予定だ。また、組織のクオリティを評価し、クロアチアでのモータースポーツ競技の継続的な開催を選んでくれたWRCプロモーターにも感謝している。我々の経験と成功した組織を通じて、クロアチアをモータースポーツの中心としての立場を確固なものとしていく」