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シュコダ・モータースポーツがWRCジャパンでの新井大輝の活躍を報告

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シュコダ・モータースポーツは、11月21日〜24日に開催されたWRC最終戦ラリージャパン(ターマック)で、R5という旧スペックのマシンでありながらシュコダ勢最上位のWRC2部門3位でフィニッシュした新井大輝の活躍を、公式リリースで伝えている。

今年のWRC最終戦であり過酷なラリージャパンではラリー2勢のトップ10に5台のシュコダ勢が食い込み、地元日本の新井大輝/松尾俊亮のパフォーマンスは格別で、歴史的な成功を収めた。

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今年はトクスポーツWRTからシュコダ・ファビアRSラリー2で参戦していたソルベルグは、ラリージャパンでもWRC2タイトルの可能性を残していた。しかし、すでに規定による7戦の参戦を終えていたため、日本では出走せず、ライバルの結果を待つこととなった。最終的に、トヨタGRヤリス・ラリー2で参戦したサミ・パヤリがジャパンで部門2位フィニッシュを決めたことで、ソルベルグは選手権2位でシーズンを終えた。

ラリージャパンのターマックステージは、イベントを非常に過酷なものとし、スリッパリーなステージに不意を突かれ、ラリー1勢も含めてトラブルに見舞われたクルーも続出した。シュコダ勢も例外ではなく、最新型のファビアRSラリー2でトクスポーツWRTから参戦したガス・グリーンスミスは、ソルベルグのタイトルの可能性を援護するために上位リザルトが期待されていたが、3本目のステージでコースオフを喫している。これで1分半をロスして7番手まで後退したが、その後挽回して4位フィニッシュを果たした。選手権では、グリーンスミスは7位でシーズンを終えた。

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一方、今季の全日本タイトルを決めてこのジャパンに臨んだアヘッド・ジャパン・レーシングチームの新井/松尾は、マシントラブルは頻発したもののステージ上でのアクシデントは避け切り、部門ベストタイムもマーク。WRCでは自己ベストとなるWRC2部門3位、総合でも9位に食い込んだ。

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ポーランドのカエタン・カエタノビッチ(ファビアRSラリー2)も、金曜日にはエキゾーストにダメージを負ったことによるエンジンパワーの低下に苦戦。しかし、メカニックの活躍によりダメージを修復したことで、ポイントを獲得し、選手権では5位、WRCチャレンジャーでは選手権3位となった。

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そのほか、ダニエル・チウイスト(ファビアRSラリー2)、地元日本の福永修(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)とシュコダ勢2台がWRC2部門トップ10でフィニッシュした。

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