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ラトバラ「解雇されても仕方ない」。フォードは続投の意向

 

 ラリー・ポーランドの最終ステージでのミスにより2位の座を失ったBPフォード・アブダビ・ワールドラリーチームのヤリ-マティ・ラトバラが、チームへの謝罪の言葉を述べると共に、自分は解雇されても仕方がないと、意気消沈して語った。

 ラトバラは、フォーカスRS WRCで素晴らしいパフォーマンスを見せ、3日間を通してチームメイトのミッコ・ヒルボネンに次ぐ2位を走行していた。しかし、フィニッシュが見え始め、表彰台獲得をほぼ手中に収めていたラトバラは、最後のスーパーSSでドラム缶にヒット、ステアリングを破損してしまった。ラトバラとコ・ドライバーのミイカ・アンティラはマシンをフィニッシュまで押していこうとしたが、結局は諦めてリタイアせざるを得なかった。
 1-2によってマニュファクチャラー選手権において18ポイントを獲得し、ポイントリーダー、シトロエンとの差を縮める見込みだったフォードだが、その望みが絶たれてしまった。

「僕のミスだ」とラトバラは言う。
「それほど速く走ってはいなかったが、コーナーへのターンインが早すぎて、砂が詰まったドラム缶にヒットしてしまった」
「その衝撃でステアリングが壊れてしまい、次のコーナーで曲がることができず、コースの反対側のバリアにヒットした」
「僕はチームの期待を裏切り、今年マニュファクチャラータイトルを獲るというフォードの夢に障害をもたらしてしまった」

 ラトバラは見るからに意気消沈しており、自分はフォードに解雇されても仕方がないと語っている。
「僕はフォード・グループ全体、フォード・モーター・カンパニーを失望させてしまった」と、WRC公式サイトのインタビューにおいて彼は語っている。
「僕らは1-2を飾るところだった。このような期待外れの結果となってしまい、僕はチームに何の利益ももたらせない。もし彼らが僕を今後チームにおいておきたくないと思ったとしても、十分理解できる」

 しかしフォードのボス、マルコム・ウイルソンは、このアクシデントに“心を痛めている”と語りながらも、次のラリー・フィンランドでもラトバラを走らせると発言している。



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