オリバー・ソルベルグ、2025年はプリントスポーツからトヨタGRヤリス・ラリー2でWRC2に参戦

今季のWRC2ではトクスポーツからシュコダ・ファビアRSラリー2で参戦し、トヨタGRヤリス・ラリー2のサミ・パヤリとWRC2タイトルを争ったオリバー・ソルベルグ。ノミネート7戦中ベスト6戦のポイントが計上される選手権争いでは、WRCチリでノミネート7戦を消化したことで、最終戦ラリージャパンはパヤリの結果を待つ立場となった。そのパヤリはWRCジャパンを部門2位でフィニッシュしたことで、自身初のWRC2タイトルを手にした後、2025年はトヨタからGRヤリス・ラリー1でフル参戦することが発表された。

ソルベルグも2025年のプランとして、マシンをGRヤリス・ラリー2をスイッチし、プリントスポーツからWRC2に参戦することを発表した。ソルベルグは自身のSNSで「人生の新しい章の始まりとして、トヨタのファミリーに加わることを誇りに思う。ラリー界の象徴的なブランドであり、大きな夢だった。2025年はWRC2で、プリントスポーツのトヨタGRヤリス・ラリー2をドライブする。ヤリ､ヒストリックERCであなたと戦うつもりじゃないから安心して😂　このマシンとポーズを取るのがクールなだけ（笑）」

と、2025年に自身のトヨタ・セリカST185でヒストリックERCに参戦することを表明したトヨタのワークスチーム代表、ヤリ‐マティ・ラトバラに向けてのジョークも交えてコメントを寄せている。

新チームについてソルベルグは「プリントスポーツは活躍を収めている非常にプロフェッショナルなチーム。以前から知っているメンバーもたくさんいるので、このチームに入るのは正解だと感じている。それに、GRヤリス・ラリー2が速いことも知っているからね。11ヶ月前に実戦に投入されたばかりだと思うと、信じられないよ」と語る。

「チームは2025年を通して、充実したテストの計画を立てているし、TGRからの開発も加わるはず。できる限りいい形でプリペアするためには、最高のプランだよ」

ソルベルグが主に目指すのはWRC2タイトルとなるが、ラリー1マシンでの参戦チャンスの可能性も消えてはいない模様。かつてはヒョンデでラリー1マシンをドライブした経験もあるソルベルグは、参戦プランに追加があることも示唆しており、この先数週間にも発表されるとしている。