FIAは12月11日にルワンダで開催したワールドモータースポーツカウンシルで、WRCについて2025年からのポイントシステムは2027年からの技術規定のほか、下記の内容を承認した。
プロモーション面について、シェイクダウンでのメディアやVIPの同乗走行について、マニュファクチャラーチームの義務を軽減する一方で全種類のマシンを揃えるため、同乗走行は3回目、基本マニュファクチャラーにつきP1車両1台が参加することで、WRCプロモーター、チーム、主催者にとって、主要な人物が同乗することで露出の機会を維持させる。
マニュファクチャラーチーム内に新たな特徴を生み出しストーリー性を高めるため、競技中にマシンの整備を行う競技クルーは、同じ競技者ライセンスでエントリーしてポイントノミネートしているほかのP1クルーから物理的にサポートを受けることができるようになる。
さらに、将来的な 「コマンドセンター」導入に伴う規定更新の一環として、競技以外の目的でWRCプロモーターを通じて行われ、FIAによって管理・運営される場合は、チームと参戦車両間のデータ送信やクルーとのコミュニケーションができるようになる。
環境関連の取り組みに関しては、FIAが承認した来シーズンの環境戦略の目標を盛り込む目的で競技規則が更新され、適切な用語に修正された。