FIAは24日、ワールド・モータースポーツ・カウンシルで決定したWRC世界ラリー選手権に関する日程と、いくつかの決定事項を発表した。ミックスサーフェスイベントの許可や、2011年の1.6リッターターボエンジンの導入に関して触れられている。
今回発表された内容によれば、WRCマシンのための1600ccターボエンジンの導入は、市販車のエンジンと同調して、導入が2011年に早められる。
また、2010年からイベント主催者は、個々のイベントに独自性を持たせるために、スケジュールの柔軟性が与えられた。これによれば、ラリーのフィニッシュは土曜日、もしくは日曜日に行われなければならないものの、2日間、3日間、4日間のいずれかの日程で行うことができる。また、スペクタクルを増やすためにステージ内、もしくはデイごとのアイテナリーの中で、ターマックとグラベルが混在するミックスサーフェスイベントを実施することができる。
また、S2000マシンのための『WRCカップ』が2010年の間導入されること、チームはヨーロッパ外の少なくともひとつを含む7ラウンドに参加しなければならないことなどが発表されている。
日程面では、2月14日のスウェディッシュに始まり、11月14日のグレートブリテンで終わるスケジュールが発表されている。ラリージャパンは9月12日という日程でWRC復帰を果たした。
2010年WRC世界ラリー選手権カレンダー
日程 | イベント名 |
---|---|
2/14 | スウェーデン |
3/7 | メキシコ |
4/4 | ヨルダン |
4/18 | トルコ |
5/9 | ニュージーランド |
5/30 | ポルトガル |
7/11 | ブルガリア* |
8/1 | フィンランド |
8/22 | ドイツ |
9/12 | 日本 |
10/3 | フランス |
10/24 | スペイン |
11/14 | グレートブリテン |
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