トヨタのサブスクKINTOが主催するモータースポーツ体験イベントに行ってきました! – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

トヨタのサブスクKINTOが主催するモータースポーツ体験イベントに行ってきました!

©KINTO

みなさんこんにちは!
11月中にWRCラリージャパンが終わった段階でも、F1もSUPER GTもシーズンが終わってなくて不思議な気持ちだったミニミムです。

先日ご案内しました、モータースポーツ専用車両のサブスクを構想中のKINTOが開催した体験イベントの取材に、東京・お台場のシティサーキット東京ベイへ行ってきました。
イベント案内の紹介ページはこちら

このイベントは、モータースポーツを始めてみたい、ステップアップしたいという方々に向けてトヨタ・レクサス・スバルのサブスクリプションサービスを展開しているKINTOが、モータースポーツ専用車両のサブスクリプションサービスを将来的に始めようという構想を見据えて開催されました。参加するお客様のニーズ調査の意味も含めた企画として、第一線で活躍するプロドライバーとモータースポーツを楽しめることが特徴になっています。

KINTO

その第1弾は、千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われました。JAF公認の本格的なコースを、少人数(実際の参加者は11名)で貸し切る贅沢なイベント。この日のインストラクターにはレーサー鹿島選手、梅本まどか選手、猪爪杏奈選手、いとうりな選手らが参加し、参加者自身のクルマでの参加ができるうえ、GRヤリス、GRカローラ、GRスープラをレンタルできるオプションも用意されていて、手ぶらでサーキットを楽しむことができました。

KINTO/袖ヶ浦フォレストレースウェイで参加者が駆るGRヤリス

プロドライバーのレクチャーを受けながらサーキットを走行できることや、少人数でサーキットを貸し切ること、なんといっても手ぶらで参加してサーキット走行ができるということに参加者は満足の様子でした。

KINTO/プロドライバーの経験も交えたトークショーイベントも行われた。

そして第2弾となる「EVカート体験@シティサーキット東京ベイ」に、取材だけではなく、実際に参加してみました。
僕自身はモータースポーツ観戦は大好きなものの、走行会やレースへの参加経験はほとんどないため、設定されている初心者コースで参加しました。シティサーキット東京ベイは東京・お台場にあり、ゆりかもめの青海駅直結のサーキット。とても便利な場所にあるうえ、今シーズンのSUPER GTとスーパーフォーミュラでタイトルを獲得したTOM’Sがサーキット運営を行っています。

KINTO/東京・お台場という好立地のシティサーキット東京ベイ

こちらのイベントでは、チーフインストラクター兼総合司会のレーサー鹿島選手と梅本まどか選手、猪爪杏奈選手、翁長実希選手、斎藤愛未選手がインストラクターとして参加してくださいました。初めてのEVカートと壁に囲まれたサーキットは初走行だったので少し不安でしたが、グループ分けをされ参加者4〜5名につきひとりのインストラクターがつくという高待遇。最初の走行では、EVカートならではの動きの学習とインストラクターの後ろについてコースのラインどりを学ぶ慣熟走行が行われ、次の走行ではスピードを上げながらインストラクターを追うようなカリキュラムで、コースの理解度を上げながら、徐々に実践的な内容に取り組んでいきました。

KINTO/左からレーサー鹿島選手、梅本まどか選手、斎藤愛未選手、翁長実希選手、猪爪杏奈選手

KINTO/インストラクターが参加者の走りをチェックしながら先導走行をします。

各走行が終わった後には、インストラクターがそれぞれの参加者の走りを見てアドバイス。僕はKYOJO CUPなどに参加している斎藤愛未選手のグループに入りアドバイスを受けました。自身も走行しながら、他の参加者も見ながらなのに僕にブレーキの踏み方のアドバイスをしていただきました。

RALLY PLUS/各走行後に参加者へアドバイスや質問に答えてくれる斎藤選手。

走行を待つ間も、チーフインストラクター兼総合司会のレーサー鹿島選手が場内放送で参加者の走りの解説をしてくれるだけでなく、レーサー鹿島選手のドライビングでふたり乗りカートの同乗走行も実施。サーキットのライン取りやコーナーの進入スピードを実際に体感して覚えることができます。僕自身はインディカー・シリーズのTV放送を見ているので、実況を担当しているレーサー鹿島選手の横に乗れるだけでもうれしい体験だったのですが、重たいふたり乗りのEVカートでも、爆速。そして他の選手のオーバーテイクもしてくれました。実際にこの後に模擬レースが予定されていたため、狭いコース幅でのドライビングは、外から見るだけではなく、実際に乗って見せていただいたことでコースへの不安感が拭え、すごく貴重な体験になりました。

KINTO/ふたり乗りEVカートで同乗体験を実施してくれるレーサー鹿島選手。

その後に行われた模擬レース体験では、練習走行のタイムから僕がポールポジションを獲得しました。アドバイスや同乗走行の経験を活かしながら、他の方に迷惑をかけないようにミスをしないレースを心がけた結果、なんとそのまま逃げ切って優勝してしまいました!

KINTO/ポールポジションから後ろの様子を見ながら恐る恐るスタートしました、安全第一!

レースに勝って、表彰台でトロフィーを受け取ってインタビューまで受けて、記念撮影をしました。撮影体験ではなく、きちんと結果を出して表彰台に乗ったという体験も初めて。色々な体験をさせていただいたことで、これで晴れてモータースポーツ初心者という肩書きを終え、中級者にステップアップをしていきたいと感じました。

KINTO/一番高い場所からインストラクターや参加者と一緒の記念撮影をできるという最高の結果になりました。

このイベントを企画した株式会社KINTOの総合企画部 布川康之部長は「トヨタがモータースポーツの普及やサポートに尽力しているので、僕らKINTOもサブスクでその一端を少しでも担えたらなということで、この企画を考えました。業界の方々に色々と教えていただきながら、モータースポーツ車両のサブスクを中心としたサービスが組めるのではないか、ということがだんだん見え始めてきました。お客様の意見や、色々な方々の感想も聞きたいので、今回ふたつのイベントを実施した次第です」と経緯を話してくれました。
「お客様からとても喜んでいただけた点はありがたかったですが、参加方法などメニューも準備して分かったことは、お客様ごとに望まれている部分が微妙に異なっている部分もあるということです。そういった箇所を、我々の立ち位置からサポートして、色々と発信して響きそうなところが分かりましたし、やってみて良かったと感じています」と、今後のイベントやモータースポーツに対するKINTOの取り組みについて熟考中だとのことです。

KINTO/EVカート体験の中級者クラスではJAFモータースポーツ「国内A級ライセンス」取得講習会を実施するなど、さまざまな取り組みを行いました。

KINTOはこのモータースポーツイベントを皮切りに、たとえばサーキット走行が可能なKINTOモデルのコンプリートカーのサブスクや、走行会を主催するなどのサービスを25年の春には始めたいとのことでした。より具体的には、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeの参戦車両の貸し出しと、プラスアルファでマシンの整備をしてくれるメカニックを派遣するサービスの提供なども検討したいと教えてくれました。よりモータースポーツが身近になる入口として、KINTOの今後の取り組みに注目です!

KINTO

RALLY CARS