WRC最年少チャンピオンの助手席に！　レッドブルの頭文字D企画に行ってきました！

みなさんあけましておめでとうございます！　今年もRALLY PLUSをよろしくお願いいします！
お正月は駅伝を見たり、すき焼きと焼き肉を食べたりしていたミニミムです。
レースを見てご飯を食べているだけなのでいつもどおりです！

さて、先日公開されたカッレ・ロバンペラ×頭文字Dのドリフト企画、皆さんはご覧になられましたか？
めっちゃすごいしカッコいいので、ぜひ見てみてください！
企画の紹介ページはこちら

超迫力のドリフトシーン、有名なドライバーのマシンの登場だけでなく、WRC王者のロバンペラ選手が漫画／アニメの峠での王者と言ってもいい、頭文字（イニシャル）Dの主人公の藤原拓海と戦うなんて、まさに夢の動画です。

実は、なんと！ こちらの企画に取材で同行させていただいておりました！
カッレ・ロバンペラ選手がラリー参戦ではなく日本にやって来るということで、前日までSUPER GTの取材で九州にいたのですが、青森まで直行。大分県のサーキット、オートポリスから熊本空港へ移動し、飛行機で羽田へ帰京。東京駅近くのホテルまで行き宿泊して、始発の東北新幹線で今回のイベントの舞台となる青森県まで向かった次第でございます。青森に着いた時には、昨日まで九州にいたことは忘れて、ロバンペラ選手に会えることを楽しみにしていました。

舞台となったのは青森県弘前市の津軽岩木スカイライン。標高1625mの岩木山の8号目である標高1238mまでクルマで登ることができ、つづら折れのカーブが69箇所ある、ありそうでなかったヘアピンカーブ天国になっている山です。実は僕も大学生だった2019年に一度自分のクルマで津軽岩木スカイラインを走ったことがあるのですが、ほとんどスピードも出さなかったのにかなり満足度がある山／峠でした。

そして、この峠をロバンペラ選手がドライブする助手席に乗ることができるというビッグチャンスの機会をいただきました！ WRC王者の横乗り、しかもマシンは動画で登場しているとおり、ロバンペラ選手がフォーミュラ・ドリフト・ジャパン（FDJ）に参戦したRed Bull GR COROLLAという超高待遇。ロバンペラが横に座ってくれるだけで最高の気分なのに、最高のマシンで峠を攻めてくれるなんて。ワクワクしているうちにあっという間に体験の時間。ヘルメットを被って助手席に乗り込んで、ロバンペラ選手に「ジャパニーズ・ラリーメディア」と自己紹介をして、いざスタート。

強烈なGとパワーを感じるマシン、そしていきなり始まるドリフトに、普通の2車線でヘアピンが続くカーブ、ガードレールは場所によっては設置されておらず、高い木も生えていないのでもしものことがあったら……なんてことも少し考えたのですが、ドリフトしていてリヤが流れているのにものすごい安定感。ものすごく煙が出ているのに全然怖くなくて、もう何度も走った庭かのようにロバンペラはマシンを踊らせ、芸術のようなドリフト峠攻めを見せてくれました！　この安定感と落ち着いた感じでWRCのステージを走っているんだ、そりゃ速いわ。みたいに勝手に納得してしまいました。

落ちることはないのにめちゃくちゃ怖い遊園地のジェットコースターと違ってロバンペラ選手のドライブがまったく怖くないのは、世界チャンピオンという信頼も大きいんだなという、新たな発見もありました。乗り終えたら「ドリフトの魅力もみんなに伝えてね」と言われました。ドリフトメディアになろうと思います。

冗談はさておき、ロバンペラ選手にはラリーの魅力と頭文字Dの魅力についても語ってもらいました。
「僕はなんにでもチャレンジするのが好きなんだ。ラリーもそうだし、ドリフトもそうだ。世界で有名な頭文字Dとコラボレーションをするという機会も最高だし、日本の峠でドリフトをして走った機会を活かしていけたらいいね」と素朴なコメントながら、クルマとドライブが好きな好青年という感じが出ていました。トヨタがF1に関与し始めていることも加味して聞いてみると「F1ドライブもチャレンジしてみたいことのひとつさ」と回答。僕が大好きなF1にもぜひ出てほしいところです！

そして動画では実在のドリフトマスターの織戸学選手がドライブするドリフトマシンやスーパーカーとの共演など、藤原拓海が駆るAE86とのバトルなど。撮影の様子も伺わせていただきましたが「最高」という言葉でしか言い表せないシーンでいっぱいです。

そして、群馬出身で小さい頃から頭文字Dを見ていたイニDキッズの僕からしても、頭文字Dがこうやってより世界で注目されたり、注目されていることがきっかけで2024年には、国道を封鎖して実際に頭文字Dの舞台である碓氷峠で全日本ラリー選手権が開催されたり、国民的コンテンツになっていることを肌で感じています。現在しげの先生が連載中のMFゴーストでの世界観も含めて、モータースポーツやクルマがもっともっと楽しく、子供たちにとっても夢のある世界になってほしいですね！

DREAM
それがDのイニシャルに込めたオレの願いだから