2025年からWRCの公式サプライヤーとなるハンコックは、シーズン開幕戦のラリーモンテカルロで公式デビューを飾る。ハンコックは、今季から3年間、WRCの全クラスにタイヤを独占供給する。ハンコックはFIA認定の高性能ラリータイヤを提供するために、2023年からマニュファクチャラー勢と密接に協力し、絶えず革新を続けてきた。こうしたタイヤは、最も過酷な走行条件下でも卓越した性能を発揮できるよう、綿密に設計されているという。
シーズンの伝統の開幕戦、ラリーモンテカルロは路面変化や天候の変化が激しく、選手権でも最もチャレンジングなイベントのひとつ。タイヤの耐久性も非常に重要となる。ハンコックが、ターマックやスノーが入り交じる過酷なコンディションに供給するのは、ターマック用に設計されたVentus Z215。ドライ路面で卓越したコーナリング性能とハンドリング性能を発揮する。一方、Ventus Z210は、特に濡れたコンディションや悪天候において優れたグリップと排水性を発揮し、ドライバーが限界までプッシュして最大のパフォーマンスを発揮することに貢献する。加えて、スノー&アイスラリー用タイヤ、Winter i*cept SR20は、冬のラリーの雪に覆われた路面で、卓越したトラクションとバランスの取れたレーシングパフォーマンスを発揮するように設計されている。このような革新を通じて、ハンコックは、世界クラスの技術的専門知識を世界中のモータースポーツファンにアピールすることを目指すとしている。
2025年シーズン中、ハンコックタイヤは、サービスパーク、SS、ラリー車両、表彰台のキャップ、ユニフォームの前面に公式スポンサーロゴを目立つように表示することで、グローバル統合ブランドであるハンコックのプレミアム価値を最大限に引き上げる計画。さらに、モータースポーツ公式サイトを活用し、様々なソーシャルメディア・プラットフォームを運営することで、世界中のモータースポーツ・ファンとのコミュニケーションや交流を強化していくとしている。