2025年WRC開幕戦ラリーモンテカルロ(ターマック)で、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamはセバスチャン・オジエが通算10度目の勝利をマーク。エルフィン・エバンスも2位で続き、トヨタが1‐2フィニッシュを果たしたほか、マニュファクチャラーズ選手権にノミネートしたカッレ・ロバンペラも4位に入った。一方、勝田貴元、今季からラリー1マシンでのフル参戦に挑むサミ・パヤリは、最終日のSS16でリタイアとなった。
この結果を受け、TOYOTA GAZOO Racing WRTの豊田章男会長がコメントを寄せた。
(以下、コメント全文)
WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ
豊田章男 TGR-WRT会長コメント
記念すべき“セブのモンテカルロ10回目の優勝”で今シーズンの幕を開けることができました。
2019年までのセブは色々なクルマでモンテカルロを6連勝。トヨタに来てくれた2020年からは1年おきに2位と1位の繰り返し…。その法則があったので今年は絶対に勝ってくれると思っていました。
セブ、モンテカルロ10回目の優勝おめでとう!来年はそろそろ法則を破ってもらっていいと思っています。
昨シーズンは、最終戦の最終日の最終ステージまで、ヒョンデと戦い続けた本当に楽しいラリーでした。但し、それはラリーファンとしての気持ちです。チームの一員としては苦しい気持ちになることの方が多いシーズンでした。
今年はチームの一員としても“心の底から楽しいラリーだった”と思えるようなシーズンにしていきたいと思っています。そして、その気持ちを、またラリージャパンで味わいたい!
ヤリ-マティ代表、ユハ代表代行、ドライバーのみんな、コドライバーのみんな、そして、チームのみんな、よろしくお願いします! わかっていると思いますが、今年のラリージャパンは最終戦じゃないですからね…
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team会長
豊田 章男