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【SUBARU-STI】2009全日本ラリー選手権 第3戦「ひむかラリー09 in 美郷」

 

2009全日本ラリー選手権 第3戦
「ひむかラリー’09 in 美郷」
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■開催月日:2009年5月29日〜31日
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◇ポイント首位、勝田範彦は無念のリタイア

2009年の全日本ラリー選手権は、この第3戦からグラベル3連戦がドライバーたちを待ち受ける。そのグラベル緒戦となるのが、一昨年から宮崎県美郷町をホームタウンとして開催されている「ひむかラリー’09in美郷」だ。

29日朝9時にスタートしたラリー車は4.95km、8.53kmのSSを2ループするセクション1へと向かう。昨シーズンのチャンピオン、インプレッサWRX STIを駆る勝田範彦は、グラベルを先頭ランナーで走ることや雨の予報もあって、浮き砂利路面を意識したコンパウンドのタイヤをチョイス。しかし走行ラインにはそれほど砂利がなかったことから、石田雅之、奴田原文雄、石田正史といったベテラン勢に先行を許してしまった。

勝田はセクション2を前にタイヤを硬質グラベル用のタイヤに変更するとともにサスペンションセットもチェンジ。すると勝負所のロングSSであるSS5でセカンドベストの奴田原に6.4秒の差をつける圧倒的なタイムを叩き出すと、ライバルたちを一気に抜き去り3位にポジションアップする。
続くSS6でも連続ベスタイムをマークすると、石田(雅)もとらえて2位へと浮上。トップを行く奴田原も射程距離に収めたと思われた。そんな目論見もSS7をスタートしてわずか5kmほど走ったところで崩れることになってしまう。マシンから異音が発生すると、リアデフにトラブルが発生。それでもタイムダウンを最小限に抑えた勝田は2位のポジションを守りきりSS7をゴールしてみせた。

翌日デイ2のステージは約34kmしか残されていなかったが、リズムに乗れていたロングSSが2本控えていることからデイ1の最終サービスで修理すれば、十分に優勝も狙えるはずだった。
しかし、サービスまであと200mまで迫ったリエゾン区間でマシンはストップ。勝田は、リタイアせざるを得なくなってしまった。

最大のライバルが消えた奴田原は今季初優勝を飾ることとなった。しかし、既に今季2勝している勝田は、チャンピオンシップリーダーのポジションを維持している。

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