WRCモンテカルロ:勝田貴元「次戦はチームのために良い仕事をしたい」ラリー後コメント – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCモンテカルロ:勝田貴元「次戦はチームのために良い仕事をしたい」ラリー後コメント

©TOYOTA

WRC開幕戦ラリーモンテカルロの最終日、オープニングステージでコースオフによりリタイアを喫した勝田貴元。ラリーを終えて、状況を振り返った。

──今朝の最初のステージで何が起こったかを教えてください。
早朝にコンディションがかなりトリッキーになる可能性があると聞いていました。右コーナーで、(ルートノートクルーからの)情報が入っていなかった箇所がありました。そこには霜が降りていて、霜とかアイスとかの情報がなかったので、何もすることができませんでした。コースアウトしてしまい、とても小さなディッチにスタックしてしまいました。その溝から出ることができなかったため、リタイアとなりました。

──タイヤをクロスパターンにしていたと思いますが、あのコンディションの中ではトリッキーでしたか。
いずれにせよトリッキーなコンディションでした。クロスパターンについては、あのステージにおいて良かったかどうかはよく分かりませんが、あのタイヤチョイスには自信がありましたし、それ自体に問題はなかったと思います。次回は特定のコーナーで「フロスト」という情報がないような状況を回避して、再び起こらないようにしなくてはなりません。僕にとっても、とてもつらいことでした。高速ではありませんでした。コーナーインのスピードは低速でしたが、ラリーカーがコーナーのアウト側にいってしまうには十分な速度でした。本当に残念な事態で、次のラリーに再び集中していく必要があると思います。今回のラリーに関して言えば、土曜日のペースはとても良かったので、とても失望しています。良い仕事をするために、プッシュを続けていきます。

──過酷だったモンテのポジティブな結果は、スウェーデンでの出走順が有利になるということですね。楽しみにしていますか?
もちろんです。ただスウェーデンはコンディション次第で状況が変わるので、昨年のようにたくさんの雪があれば、再び走るのは楽しみになりますが、アイスばかりだと状況は逆になってしまいます。だから大雪が降ることを期待しています。いずれにせよ、大変なチャレンジになります。タイヤのサプライヤーも変わりましたし、スウェーデンではマシンのフィーリングが違うものになると思います。スウェーデンは僕にとって最も好きなラリーのひとつなので、ベストを尽くして、スウェーデンではマニュファクチャラーチームからの出場になるため、チームのために良い仕事をしたいと思っています。
(Translation/Keiko Ito)



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