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WRCモンテカルロ:TGR WRCチャレンジプログラム2期生の小暮ひかる「今後に繋がる距離を稼ぐことができた」

©Keiko Ito

初めてのWRCラリーモンテカルロに挑んだTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム2期生の小暮ひかるは総合22位、マシンを修復して再スタートした山本雄紀は総合48位でフィニッシュした。ラリーを終えたふたりのコメントをお届けする。
なお小暮と山本は、2月13日〜16日に開催されるWRC第2戦ラリースウェーデンに参戦する。


小暮
──最終日、何が一番難しかったですか?

前夜からの雨や雪で朝の最初のステージから、クリーンな路面がないほどの泥や見えないブラックアイスなどがあり、グリップを読むのが本当に難しかったです。ルートノートクルーとしっかり話し合って、自分としても3日間全ステージを走破できたので、4日目も安定した走りで完走することを目標としました。タイム自体はすごく良かったわけではないですが、しっかり走り切れたので、今後に繋がる走行距離が稼げたかなと思っています。

Keiko Ito

──次戦のスウェーデンに向けて、何か学ぶことはありましたか?
スウェーデンには去年出場していて、アイテナリーを見た感じではほとんどのステージが似ているので、しっかりと準備をしてモンテとは違ったアプローチでしっかり攻めた走りができればと考えています。

山本
──日曜日の3本はいかがでしたか?

特に朝イチはとてもトリッキーで、とにかく通り抜けようという作戦でした。抑えすぎた感じもありますが、作戦どおりにいいアプローチを取れたと思います。次のステージでもう少し自信を上げて、最後には雪もありましたがいいアタックができたかなと思っているので、一日の終わり方としてはとても良かったです。昨日起きたことは残念でしたが、いいラリーだったと思います。

Keiko Ito

──経験値を積めた、という感じですか?
ターマックラリーで起こり得る状況がすべて揃っていたと思うので、その意味ではすごく経験を積めましたし、昨日ミスしたことで、今まで以上にルートノートクルーと濃いコミュニケーションを取ることができました。最終日はそれがとても良かったので、今後のターマックラリーのためには良かったかなと思います。

──次戦スウェーデンに向けての抱負は?
スウェーデンは昨年も出場していますし、ようやくラリー2で経験する2回目のラリーとなるので、今回とは違い、いいペースを見せていきたいと思うところもあるのでプッシュしていきたいです。

──プッシュしていかなくてはならない時期だということもありますか?
シーズン的にはまだ序盤ですが、昨年出場しているということもあって、ペースや結果が求められるようになるラウンドになります。それにしっかり応えていけるように準備していきたいと思います。

──事前にテストは行いますか?
フィンランドで2日間くらい行います。
(Keiko Ito)



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