1月26日にフィニッシュを迎えたWRC開幕戦ラリーモンテカルロ、WRC2部門はシトロエンC3ラリー2のヨアン・ロッセルが優勝。悲願のタイトルに向けて最高の滑り出しとなった。
昨年のモンテカルロではペペ・ロペスとの激戦を4秒差で制したロッセルだったが、今回は圧倒的な強さを誇り、走行した17SS中、15本でステージウインを奪取。2位のエリック・カミリ(ヒョンデi20Nラリー2)に2分半以上の大差をつけた。また、3位には弟のレオ・ロッセル(C3ラリー2)が入り、PHスポールに1‐3フィニッシュを献上した。レオは、WRCチャレンジャー部門ではトップフィニッシュとなった。
「チームのみんなに感謝したい」とヨアン。
「この週末、勝ったのはドライバーだけじゃない。コ・ドライバー、チーム、戦略、タイヤチョイス、すべてを制した」
4位争いはヤン・チェルニー(C3ラリー2)とロベルト・ダプラ(シュコダ・ファビアRSラリー2)が激戦を展開。チェルニーは7.3秒差で最終日を迎えたが、この日はギャップを26.9秒にまで広げてフィニッシュを迎えた。
ステファン・サラザンを父に持つパブロ・サラザン(C3ラリー2)は、WRC2デビュー戦で6位と健闘。グレゴワール・ミュンステールの弟、シャルル・ミュンステール(i20Nラリー2)が7位に食い込んだ。
WRC3部門は、ルノー・クリオ・ラリー3のアーサー・ペラモルゲスがトップフィニッシュを果たした。
WRCモンテカルロ WRC2部門最終結果
1 Y.ロッセル(シトロエンC3ラリー2) 3:29:32.9
2 E.カミリ(ヒョンデi20Nラリー2) +2:47.8
3 L.ロッセル(シトロエンC3ラリー2) +2:53.9
4 J.チェルニー(シトロエンC3ラリー2) +6:34.0
5 R.ダプラ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +7:00.9
6 P.サラザン(シトロエンC3ラリー2) +13:20.9
7 C.ミュンステール(ヒョンデi20Nラリー2) +14:16.6
8 M.ポティ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +15:00.4