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©TOYOTA
2025年シーズンWRC第2戦ラリースウェーデンは、2月13日(木)にラリーのオープニングとなるSS1が行われ、トヨタのエルフィン・エバンスが、チームメイトのカッレ・ロバンペラとヒョンデのオィット・タナックに0.5秒差をつけて首位に立った。1.2秒差の4番手にヒョンデのアドリアン・フルモーがつけている。
ラリースウェーデンは、今年もサービスパークが置かれたウメオ郊外の「レッド・バーン・アリーナ」に設けられた、5.16kmのSS1「Umea Sprint 1」で幕を上げた。氷点下10℃以下という、スノーラリーとしては絶好のコンディションのなか、凍結した森林セクションをスタートし、最大40mのビッグジャンプを含む名物ステージには、今年も多くのスペクテイターが集結している。
日没後、セレモニアルスタートに続いて行われたオープニングステージで一番時計を記録したのは、開幕戦モンテカルロで優勝したセバスチャン・オジエがスキップしたことで、トップスタートとなったエバンス。「このステージはブレーキングポイントが暗くて、ちょっと難しかったよ。でも、今の段階では問題ない」と、エバンスは冷静にコメント。
タナックと同タイムでSS2番手としたロバンペラは「今日のようなステージだと、トップスタートが有利になるだろうね。明日からは、ハンコックの新しいタイヤで走るし、色々と学ぶことが多そうだ。とにかく明日からが本番だよ」と、笑顔を見せた。
3.7秒差の5番手タイムはティエリー・ヌービル(ヒョンデ)。5.4秒差の6番手タイムでまとめたトヨタの勝田貴元は「僕のスタートポジションだと、グリップがかなり低かったです。今日のようなステージでは前の出走順が有利ですが、フレッシュスノーがライン状にある明日からは違います。ただ、このステージでのフィーリングはあまり良くなかったです」と、振り返った。
競技2日目はSS2〜SS8の7SS、SS走行距離は124.32km。オープニングとなるSS2「Bygdsiljum 1」は、日本時間2月14日の17時18分にスタートする。
WRCスウェーデン SS1後暫定結果
1. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 3:21.6
2. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +0.5
3. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) +0.5
4. A.フルモー(ヒョンデi20Nラリー1) +1.2
5. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +3.7
6. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +5.4
7. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +5.6
8. J.マカリアン(フォード・プーマ・ラリー1) +7.5
9. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ラリー1) +10.5
10. M.セスクス(フォード・プーマ・ラリー1) +11.0