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©TOYOTA
開催中のWRCラリースウェーデン、激戦の優勝争いは、最終2本目となるSS17でトヨタのエルフィン・エバンスがベストタイムをマークし、勝田貴元から首位を取り返した。両者は3.7秒差で最終ステージを迎える。
一方、WRC2部門は、今季からトヨタGRヤリス・ラリー2にマシンをスイッチし、選手権ポイント対象としてはこのスウェーデンが今季初戦となる地元スウェーデンのオリバー・ソルベルグが快走中。2番手のルーペ・コルホネン(GRヤリス・ラリー2)に40秒以上の大差をつけてパワーステージを迎える。
このSS17を終えたソルベルグは「すごくトリッキーなコンディション。フルアタックしないと、轍を走るのにリズムをつかむのが難しくなる。スムーズな走りを心がけた。タイムはロスするかもしれないけど、少なくともクリーンな走りにはなるからね」と難しさを説明。
「上位ではエルフィン・エバンスが勝田貴元から首位を取り返して、その差3.7秒だよ!」と問いかけられると「Wow! すごいバトルだね!」と笑顔を見せた。
最終ステージ、ウメオの距離は8.62km。勝田が逆転で悲願の初優勝を飾るのか、エバンスが退けるのか、注目が集まる。