WRCスウェーデン:エルフィン・エバンス「コンディションが良くチャンスが回ってきた」日曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCスウェーデン:エルフィン・エバンス「コンディションが良くチャンスが回ってきた」日曜日コメント集

©TOYOTA

WRCラリースウェーデン(グラベル&スノー)、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。開幕戦モンテカルロで2位フィニッシュしたことで金曜日は先頭走行となったトヨタのエルフィン・エバンス。通常、不利になる状況がコンディションに助けられたと、激戦の優勝争いを振り返った。

*カッコ内は順位の前日比
*獲得ポイントは総合順位+スーパーサンデー+パワーステージ

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1

エルフィン・エバンス/総合優勝(=)
スーパーサンデー順位:1位
パワーステージ順位:1位
獲得ポイント:25+5+5
「信じられないような週末だった。ラリーの中で首位に立っていた時間は長かったが、マージンはいつも小さくて気を休められるところはまったくなかった。日曜日最初のステージでは、全力でかかってきたタカに目を覚まされた。幸い、次のステージでいいペースを出せて首位を取り返せた。最終的なリザルトにはすごく満足しているし、パワーステージも獲ることができた。通常、ラリーモンテカルロでいい結果を残すと、スウェーデンでいい戦いをするのは難しいのだが、コンディションが良かったので自分たちにチャンスが回ってきた。それを最大限に活かせた手応えを感じている」

勝田貴元/総合2位(=)
スーパーサンデー順位:2位
パワーステージ順位:2位
獲得ポイント:17+4+4

TOYOTA

「エルフィンや僅差で追ってきていたヒョンデ勢と、本当にいいバトルができました。ラリー全般で緊迫した戦いが続いていましたしプレッシャーもありましたが、すごく満喫できました。チームのことを考えれば、マシンを無事に持ち帰り高ポイントも獲得できたので、自分の成果には満足しています。チームの働きは本当に見事でしたし、最終2本目でのエルフィンの素晴らしい走りには脱帽です。次は、もっとプッシュして優勝を狙えるよう、準備を整えていきます。今回は週末を通して速さをコントロールできたので、今後に向けて大きな自身になりましたし、ケニアに向けてもいいフィーリングを感じています」

カッレ・ロバンペラ/総合5位(=)
スーパーサンデー順位:5位
パワーステージ順位:4位
獲得ポイント:10+1+2

TOYOTA

「自分たち的には厳しい週末になった。ハードプッシュに努めたが、最終日になっても思うようなペースやパフォーマンスを出せなかった。ものすごく残念だが、シーズンのスノーラリーはここだけだし、ここからは次のグラベルラリーに集中していかなくてはならない。まったく違うタイヤなので、より強くなるために取り組んでいく。上位のバトルには近くにいたし、チームメイトが1‐2フィニッシュで最大ポイントを持ち帰ってくれたのは本当にうれしい。エルフィンは本当にいい走りをしていたし、友人のタカのことも誇らしく思う」

サミ・パヤリ/総合7位(=)
スーパーサンデー順位:7位
パワーステージ順位:7位
獲得ポイント:6+0+0

TOYOTA

「全体として心から楽しめたラリーだったし、大きなミスなくフィニッシュにたどり着けてよかった。金曜日の午前にリム落ちして大きくタイムロスしたことが今でも残念だし、そのために次の日の走行順があまり良くなくなってしまった。それでも良いペースが出せたと思うし、トップ3タイムを出すなどの場面もあった。フィーリングも良かったよ。本当に貴重な学びになったし、チームからのサポートにも感謝している」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1

ティエリー・ヌービル/総合3位(=)
スーパーサンデー順位:4位
パワーステージ順位:3位
獲得ポイント:15+2+3

TOYOTA

「ポディウムに上がれてうれしいが、高ポイントを獲ることができなくて残念だ。最終日になっても、バランスとタイヤの劣化に苦戦していた。改善はされているが、100%のフィーリングは感じなかったし、ライバルたちの方が良かったようだ。アップグレード版i20Nでの最初のラリーはフィーリングは悪くないし、全体的にパフォーマンスもあった。この週末は走行順によって状況がいろいろあったから、すべてを分析するのは難しい。中団の位置で最高のコンディションになることもあれば、最悪になることもあった。今回は、戦いに加わっていた、そのことが重要だ」

オィット・タナック/総合4位(=)
スーパーサンデー順位:3位
パワーステージ順位:6位
獲得ポイント:12+3+0

TOYOTA

「金曜日は最高の一日とはならなかったが、それでも優勝争いに絡んでいた。土曜日は安全パイのドライビングでタイムをロスした。最終日の午前は上位に追いつこうとしたが、2回目の走行で道のコンディションがまだかなり雪の乗った状態だった。今回、新しいマシンの威力を最大限に引き出せていたのかよく分からないが、マシンがうまく機能している時はドライブがしやすかったので、今はとにかく全体をまとめなくてはならない。トヨタはすごく強かったし、いい走りもしていた。彼らに追いつくには何か動かなくてはならない」

アドリアン・フルモー/総合40位(↑)
スーパーサンデー順位:13位
パワーステージ順位:5位
獲得ポイント:0+0+1

TOYOTA

「週末を通してコンペティティブに戦えていたので、ペースが出せていたことはポジティブだった。でも、ミスを避けなくてはならなかった。パワーステージで少なくとも1ポイント獲得できたことはハッピー。最小限のことだが、何もないよりいい。自分たちは今後のことに集中しなくてはならない。まだ12戦も残っているので、前を向き続ける。土曜日のようなミスは二度と起こさない。次のケニアは何が起こるか分からないので、チームとしっかり取り組んで成功をつかみたい」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ラリー1

マルティンス・セスクス/総合6位(=)
*マニュファクチャラーズ選手権対象外
スーパーサンデー順位:6位
パワーステージ順位:10位
獲得ポイント:8+0+0

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

「自分たちのパフォーマンスや一貫性には満足している。安全なペースでラリーを走り切り、まずまずのタイムも出せた。特に2ループ目に走行が重なった道の時ではトップ3タイムも出せたので、今回のなかで大きなポジティブな要素だ。スプリットでいいタイムを出せていたところもあるので、速さがあるということだと思うし、状況によってはすごく速いドライブもできた。今回、一番大きなことは、今後に向けて経験を積んだり一貫性を高められたこと。まだシーズンが始まったばかりなので、いいスタートになった。かなり上々のリザルトだよ」

グレゴワール・ミュンステール/総合8位(↑)
スーパーサンデー順位:8位
パワーステージ順位:8位
獲得ポイント:4+0+0

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

「もちろん願っていたようなリザルトではないが、ポジティブなことも多い。大きなミスなくフィニッシュにたどりついたが、金曜日最初のステージで大きくタイムロスしたのは残念だった。そのために、次の日は雪かきをしなくてはならなくなった。それでも、たくさんのことを学んだし、エンジニアとセッティングの作業を行って分析やオンボード動画の比較を行って、改善につなげられた。タイムには反映されなかったが、雪かきをしながらでもいい改良ができた」

ジョッシュ・マカリアン/総合46位(↓)
スーパーサンデー順位:56位
パワーステージ順位:9位
獲得ポイント:0+0+0
「とてもポジティブで強く戦えた週末だったし、チームも素晴らしいマシンをプリペアしてくれた。モンテカルロから、本当に大きく前進できているし、いいタイムも見せられていた。自分にとって、トップ勢とも戦えるという大きな自信になるし、トップ5タイムがマーク出来たのも本当に良かった。正直、このようなマシンで雪を走るのは、とても楽しかった。日曜日に起きたことは残念。高速の右コーナーで少しワイドになってしまって、柔らかな雪に埋まって雪壁で止まってしまった。スペクテイターが頑張ってくれて抜け出せたので、本当に感謝している。次のケニアは楽しみ。素晴らしい冒険になるだろうね」



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