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©TOYOTA
2025年WRC開幕戦ラリースウェーデン(グラベル&スノー)で、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamはエルフィン・エバンスと勝田貴元が首位を争う激闘の末、開幕戦に続いての1‐2フィニッシュを達成した。さらにカッレ・ロバンペラは5位、サミ・パヤリは7位でフィニッシュを果たした。
この結果を受け、TOYOTA GAZOO Racing WRTの豊田章男会長がコメントを寄せた。
なお次戦サファリは、ヤリ‐マティ・ラトバラチーム代表がトヨタ・セリカGT-FOUR ST185をドライブするヨーロッパ・ヒストリックラリー選手権の参戦と会期が重なるため、ユハ・カンクネン代表代行がWRCチームに帯同する。
(以下、コメント全文)
WRC第2戦 ラリースウェーデン
豊田 章男 TGR-WRT会長コメント
トップ5が10秒差の中にいて、そこに我々のGRヤリスが3台いる。その上位2台はエルフィンと貴元。2人の差はわずか3秒。そこに続くドライバーはカッレも含む歴代チャンピオンの3台…。最終日の朝をこんな状態で迎えた今年のラリースウェーデンは最高に興奮するラリーでした。そんなラリーを最後まで走り抜いて勝ってくれたエルフィンとスコット、優勝おめでとう!ここ数年、スウェーデンでのエルフィンは悔しい結果ばかりだったと思うので、勝てて本当によかった!
貴元も2位おめでとう!悔しさはまだまだ残ると思うけど、自分の中で何かが切り替わるラリーになっていたらいいなと思います。次はサファリラリー、「どんなことがあってもゴールに帰ってくる」貴元らしいラリーを頼みます。
エルフィンも貴元も、パワーステージの走りは素晴らしかった!本当に興奮しました。最高の走りです。最高のワンツーフィニッシュをありがとう!チームのみんなも最後までドライバーが気持ちよく戦えるクルマづくりをありがとう!
ここから3戦はヤリ・マティ代表がチームを離れ、ユハ・カンクネン代表代行がチームをリードします。カンクネン代表代行の初戦は、過去にユハ自身が3勝している縁の深いラリー。ユハさん、みんなのことをよろしくお願いします。チームのみんなも代表代行の初戦を盛り上げていきましょう!ヤリ-マティは一旦ドライバーに復帰ですね。来月からはじまるヒストリックラリーへの参戦にまずは集中してください。セリカのストーリーづくりをよろしく頼みます。