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2024年にシュコダ・ファビアR5で全日本ラリー選手権JN-1クラスタイトルを獲得した新井大輝が、2025年は新チーム「R2R×YAHAGI Racing Team」を結成し、同クラスへの参戦を継続することを発表した。マシンはファビアR5、コ・ドライバーには2023年のWRCラリージャパンでコンビを組んだ立久井大輝を迎える。チーム運営全般はR2R、車両メンテナンス、サービス、フォロー全般を矢作産業(愛知県豊田市)が担当する。
結成にあたり、矢作産業の黒野準社長は「モータースポーツの激しい争いの中で技術の鍛錬・継承・人材育成を行い、レースにかける情熱で意識の向上をさせていきたい」とコメントを寄せている。
さらにチーム活動を通して自動車産業文化活性化に寄与するとともに、次世代の若手育成も視野に体制を構築していくことも表明している。
新体制でタイトル連覇に挑む新井は 「この度は、私のマネジメント母体であるR2R株式会社と矢作産業株式会社様とチームを結成することになりました。私自身2024年が最後の年として活動してきたので、2025年も続けることが出来て万感の思いです。関係者各位、スポンサー企業の皆様、ありがとうございます。ここから先の活動は、私自身としてではなく、業界全体として活性化出来るようなチーム体制作りをはじめ、メカニックやエンジニア達の育成やスキルアップを果たせるように尽力し、さらにチームとして次世代のドライバー育成も担っていきたいと考えています」とコメントしている。
2023年のWRCジャパンでは、プジョー208ラリー4で総合10位に入った新井の大健闘を支えた立久井は「新井選手とは2023年にWRCラリージャパンでご一緒させて頂いた際、その実力の高さに大変感銘を受けました。まずはしっかりと自分がやるべきことをし、新井選手の期待に応えられるよう尽力することで、チーム全体に貢献できればと考えています」と意気込みを語っている。