ヨス・フェルスタッペンがERC全戦ほか今季20戦に参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ヨス・フェルスタッペンがERC全戦ほか今季20戦に参戦

©Rally van Haspengouw

F1チャンピオンのマックス・フェルスタッペンの父、ヨス・フェルスタッペンが、2025年のERCにフル参戦することになった。

フェルスタッペンは2022年からラリー参戦を始め、ベルギーや母国オランダの国内選手権を中心にこれまで40戦以上に参戦してきた。今シーズンはベルギー選手権と併行して、今季のERCを構成するターマック5戦、グラベル3戦の全8戦に参戦する。ベルギー出身のレノー・ジャムルをコ・ドライバーに、シュコダ・ファビアRSラリー2で、今季から設定される50歳以上のドライバーを対象としたERCマスター選手権にエントリーする。

ポッドキャスト「Op De Rallykoffie」のインタビューの中でフェルスタッペンは「今季はERC、ベルギー選手権に加え、スイスのラリーデュバレー、スウェーデンのヒストリックラリーなど、19〜20戦の参戦を計画している。また、イースト・アフリカン・サファリクラシックにもポルシェで参戦する。信じられないほど、素晴らしいプログラムを組んでいるんだ」と今季のプランを語っている。

息子のサポートも継続する予定とするなか、フェルスタッペン父は、今ではラリーに費やせる時間が増えたのだと語っている。
「マックスがキャリアを始めたばかりの時やF1参戦の間も、彼に道筋を与えていた。彼はもう、自分で何でもできるまで成長した。自分は今でも、彼にいいことも悪いことも正直に話せるひとりだし、息子もそれに感謝してくれている。自分は常に彼のために最善を尽くしているし、もちろん我々はすべてに勝ちたいと思っている。批判もその一部だ。同時に、ラリーは自分の人生そのものだ。ラリーと出会えて、とてもうれしく思っている。たくさんドライブできる機会や、気持ちのなかにゴールを与えてくれた。それに、ただ運転するだけでなく、コ・ドライバーとコミュニケーションをとることも、素晴らしいことだ」

フェルスタッペンは、2月22日に開催されたベルギー選手権のラリーバン・ハスペンゴウで今季の初戦を迎え、圧勝を飾っている。ERCは4月3日〜6日、スペインのラリーシエラ・モレナで開幕する。

ERCの新規イベントとなるラリーシエラ・モレナは、今季WRCに昇格するラリーカナリア諸島に匹敵するほどの高速ステージとなるようだ。先日、予定されているルートを試走したERCのチーフ、イアン・キャンベルは「走ってみると、ラリーカナリア諸島か、もしかしたらそれ以上に高速な場所もある」とキャンベル。
「路面は摩耗が激しく、グリップが非常に高い。タイヤにとても過酷になるだろう。コーナーや起伏が多いため、コ・ドライバーにとっては忙しいラリーだ」
(Graham Lister)



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