©Race of Champions
モータースポーツドライバーが世界中から集結する一大イベント、レース・オブ・チャンピオンズ（ROC）は3月7日〜8日、史上初めてオーストラリアで開催される。舞台となるのは、シドニーのオリンピック公園にあるアコースタジアムだ。
ペターとオリバーのソルベルグ親子や、現在は全日本ラリー選手権で活躍する元F1ドライバー、ヘイキ・コバライネンも参戦する。
Petter Solberg media office
ソルベルグ親子は、ネイションズカップにチームノルウェーの3連覇を目指して挑む。一方で、スタジアムの1kmコースで行われるメインイベントのレース・オブ・チャンピオンでは「チャンピオンのなかのチャンピオン」の栄冠をかけて親子での対決にも臨むことになる。このレースには、セバスチャン・ローブ、ヘイデン・パッドン、セバスチャン・ベッテル、バルテリ・ボッタス、コバライネンも登場する。
「ROCは、いつも楽しみにしているイベント。自分とオリバーにとって、この競技がどれだけ大きな意味を持つのか、みんなご存知だと思う。自分たちはどちらも、負けるのが嫌いなんだ！ でも、こんなにたくさんの仲間と一緒に時間をすごす、最高の機会でもある」とペター。
「ROCが南半球で初めて開催されることも素晴らしいと思う。パースで開催されたWRCオーストラリアは何度も走ったし、優勝も飾った。人々はとてもフレンドリーで、モータースポーツへの理解も深い」
7日金曜日に行われるネイションズカップ、土曜日に行われるレース・オブ・チャンピオンを通して、ソルベルグ親子はスバルBRZ、トヨタGR86を含め様々なクルマをドライブすることになる。
Race of Champions
WRCラリースウェーデン終了時点でWRC2部門の首位に立っているオリバーも、様々なマシンに乗ることを楽しみにしている。
「ROCのなかでも、それが一番好きな部分。みんなが同じクルマで戦うので、本領が試される。トヨタやスバルのクルマが登場するのも、すごくクール。自分は今年のWRC2でトヨタGRヤリス・ラリー2をドライブしているし、父とスバルの歴史がどれほど大きなものかは、世界中の人がが知っていると思うよ！」とオリバーもイベントを心待ちにしているようだ。
「父も話しているように、大変でタフな戦い。これまでチームノルウェーで2勝しているネイションズカップでイベントが始まるので、もちろん3連覇を果たしたい。でも、メインのレース・オブ・チャンピオンズは、自分のための戦い。ファイナルで父と戦うことになったら、と想像したら……最高だろうね！」
