富士モータースポーツフォレストで往年の名車が走行を披露 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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富士モータースポーツフォレストで往年の名車が走行を披露

©Naoki Kobayashi

3月15日(土)、静岡県の富士モータースポーツフォレストで往年の名ラリーカーが走行確認を実施、多くのラリーファンを前に、エキゾーストノートを響かせた。これは富士モータースポーツミュージアムで開催中の企画展「THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN」に展示されている6台のクラシックラリーカーと、トヨタ・セリカGT-FOUR(ST185)が、状態を維持するための走行確認を一般公開のもとで行ったもの。

当日は朝から曇り、肌寒い気温のなかラリーカーが並べられ、車両チェックののちに暖機がスタート。今にも雨が降り出しそうな空のもと、それぞれのクルマごとに音色の違うエンジン音が富士のふもとにこだました。富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンターのエントランスを発着点とし、外周路を走行するプランだ。

Naoki Kobayashi


マカルーゾ財団から借りている6台の走行を担当したのは、富士モータースポーツミュージアムのシニアエキスパート、小宮山泰央氏。トヨタの東富士研究所で長年モータースポーツ用のエンジン開発に携わってきた人物だ。「約半年動かさずに置いておくとなると、オイルシールなどどうしても劣化してしまうものが出てくるので、やはり常に動かしていないとなりません。展示が4月8日までですから、せっかく動かすのであれば、ラリーファンやミュージアムのお客様にも見ていただきたいというのと、富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンターやミュージアムのことをもっと知っていただきたいですね。クルマを動かすのは色々と大変ですが、ちゃんといい音を出して、少しでも皆さんに喜んでいただきたいという思いです」と、貴重なクルマをドライブすることの難しさを語ってくれた。

富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンターの外周路には観客エリアが設けられ、いよいよ走行がスタート。あくまでも走行確認であるためスピードは控えめではあるものの、集まったギャラリーたちは各車ごとに特徴のあるエンジン音と排気の匂いを楽しんだ。「THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN」は4月8日までの展示。富士モータースポーツミュージアムでは、3月22日の13時から、勝田照夫氏の特別講演も開催する予定となっている。以下、走行順に各車の様子を掲載する。

Naoki Kobayashi / BMCミニ・クーパーS(1966)


Naoki Kobayashi / アウディ・クワトロ(1981)


Naoki Kobayashi / ルノー5ターボ(1981)


Naoki Kobayashi / フィアット・アバルトX1/9プロトティーポ(1974)


Naoki Kobayashi / フィアット・アバルト131ラリー(1978)


Naoki Kobayashi / ランチア・ストラトス(1976)


Naoki Kobayashi / トヨタ・セリカGT-FOUR ST185(1995)



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