WRCサファリ:ティエリー・ヌービル「極限のコンディションだった」金曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCサファリ:ティエリー・ヌービル「極限のコンディションだった」金曜日コメント集

©HYUNDAI

WRCサファリ・ラリーケニア(グラベル)、金曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。様々なドライバーに数々の波乱やトラブルが発生したこの日、ディフェンディングチャンピオンとしてサファリを迎えたヌービルも、パンクや冷却系トラブルに見舞われたが総合4番手で凌ぎ切ったことには満足を見せた。

[トヨタ・ガズーレーシングWRT/WRT2]
トヨタGRヤリス・ラリー1

エルフィン・エバンス/総合首位

TOYOTA

「ノートラブルで一日を終えられてハッピー。タフな一日だったし、ループの最初のステージが特にラフだった。ルーズな石が本当にたくさんあったので、ダメージを受ける可能性が高かった。慎重になった場所ももちろんあったしそれはうまくいったようだが、まだ先は長い。もっと速く行ける、もう少しリスクを負えるという感触がある時にはフラストレーションが溜まることもあるが、とにかく自分の立ち位置を自分にいい聞かせていた。明日は距離が多少は短いかもしれないが、だからといってラクになるわけではない」

カッレ・ロバンペラ/総合2番手

TOYOTA

「いい一日だった。午前中は最初の2本のナローでテクニカルな道でタイムをロスしてしまったが、速度域の高いステージでは走りが良くなったしフィーリングも上々だった。午後は全体的に格段に良くなった。コンディションはすごくラフだったが、計画どおりにマシンを労ることができた。このラリーでは、ペースをコントロールしてプラン通りに進めることが重要だ。もっと速く走ることもできるが、そうなるとあっという間にトラブルを抱えることにもなる。明日のステージは違うスタイルだし、天気も重要になりそうだ」

勝田貴元/総合5番手

TOYOTA

「朝の最初のロングステージは道に多くの岩があり、2回パンクに見舞われて滑り出しは良くありませんでした。すごくフラストレーションを感じましたし、午前のループはもうスペアタイヤが残っていなかったので、とにかく慎重に走らなければなりませんでしたが、凌ぎ切ってサービスに戻ることができました。午後は路面がさらに荒れていたので、ミスを避けるように心がけました。残念ながら、またパンクを喫しましたが、プッシュしていた時のペースはとても良かったですし、クルマのフィーリングも良かったです。まだ2日残っていますし先は長いので、どんな可能性も残っています」

サミ・パヤリ/総合6番手

TOYOTA

「今日はチャレンジングになることはわ分かっていたが、午前最初のステージからそうなった。タイヤ交換のために止まったが、その後なぜかフロントガラスに石が当たった。でも、残り2本はクリーンに走り切ることができたし、午後は良かった。マシンの動きは申し分なく、トラブルもなく、タイムもまずまず手堅かったのでそれについては満足していい。このコンディションに慣れてきているし、道の変化も読めるようになっている。どこでプッシュできるか、慎重にならなくてはいけないか、理解し始めているから、いい気分で一日を終えられた」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1

オィット・タナック/総合3番手

HYUNDAI

「午後の2本目の終盤でドライブラインのトラブルを抱えていることに気付いたが、ステージは走り切った。その後、トラブルがドライブシャフトにあることが分かったが、最後から2本目のステージの前に取り外すことはできなかったので、エンジンへのダメージを阻止するために慎重に走らなければならなかった。幸い、最終ステージでは外すことができたので気づかわなくてはならないものがなくなった。明日は追い上げを狙うが、ラフで過酷、マシンに厳しいことも承知している」

ティエリー・ヌービル/総合4番手
「本当にチャレンジングな日だったが、ベストを尽くした。午後は冷却系のトラブルがあり、フロントエンドをすべて分解してから組み立て直そうとしたのだが、思うようにうまくいかず、ステージで気を使わなくてはならなかった。極限のコンディションだったが、困難の一日を終えてサービスにいられてハッピーだよ。ペナルティとパンクでのタイムロスがなければ、今日はラリーをリードできていたのだが、仕方のないこと。まだ先は長いしね」

アドリアン・フルモー/SS7でデイリタイア

HYUNDAI

「今日はマシンとバランスには満足していたし、石の多い場所は気をつけていたのだが、プッシュできるところはプッシュしていた。とても気持ち良く走っていたのだが、午後はすべてが狂ってしまった。スローパンクチャーしてしまい、そのまま数km走っていたのだが、タイヤがデフレーションを起こし始め、フェシュフェシュに隠れた石で大きな衝撃を受けてサスペンションを破損してしまった。悔しいし、パンクした時に止まって交換するべきだったが、終わってから言うのは簡単なことだ。明日は戦いに戻って、スーパーサンデーポイントを狙う」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ラリー1
ジョッシュ・マカリアン/総合7番手

M-SPORT

「今日最初のステージで、スペアタイヤと2本目のスペアが緩んでマシンの後ろに行ってしまい、パネルが破損してエキゾーストにつながる穴が空いてしまった。中盤ですごくダスティになってしまい、頭の後ろにエキゾーストからの熱も感じられるようになってきたので、出火してしまうかもしれないと思った。それで止まってチェックをしたんだ。ひとまず火が出るような予兆は何もなかった。もちろん、まだダストだらけではあった。走り始めたら3kmくらいで同じことが起きたので、もう一回確認したよ。ステージをフィニッシュしたら、スペアタイヤが荷室に横たわっていて、大きな穴が空いていた。だから、次のステージはロードモードで走ってエキゾーストの熱が上がりすぎないようにした。明日は、天気が面白くなりそうだし、まだ終わりではないからね」

グレゴワール・ミュンステール/総合11番手

M-SPORT

「午後は流れが良くなってほしかったけど、やっぱりトリッキーだった。SS7は午前と同じようにうまくいったが、バンパーを破損した。エアフローで浮き上がってしまいエアインテークが塞がれて、エンジン温度がかなり上がってしまったのでロードモードで走らなくてはならなかったが、フェシュフェシュではスタックしてしまうのでステージモードを入れて気温が高い状態で走っていた。2本目ではブレーキがなくなり、3本目はスローパンクチャー。でも4本目はトラブルなしで走れた。いい形で終われたのが何よりだったよ」



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