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WRCサファリ・ラリーケニア（グラベル）、土曜日終了後の各ドライバーからのコメント（抜粋）。泥だらけの路面で激しいコンディションとなりパンクも続出と波乱の一日。SS15では、グレゴワール・ミュンステール、ジョッシュ・マカリアンとMスポーツ・フォード勢がステージタイムで1‐2をマークし、今季からラリー1で参戦するマカリアンは大きな学びを得ている・
*カッコ内は順位の前日比
［トヨタ・ガズーレーシングWRT/WRT2］
トヨタGRヤリス・ラリー1
エルフィン・エバンス/総合首位（＝）
TOYOTA
「今日は、とりわけ難しかった。これぞサファリ、という一日だった。夜の間に雨がたくさん降ったので、午前でさえ、コンディションはかなりトリッキーだった。雨は、午後のループが始まってすぐにまた降り始めた。コンディションはひどく不安定だったのですべてに気を配るよう努めたが、たくさんのタイムロスをしやすかった。終盤は泥だらけだったが、走り切ることができてハッピー。これだけの差がついていても、このラリーでは何の保証にもならない。明日は厳しくラフなのでどんなことも起こり得るから、集中を維持しなくてはならない」
勝田貴元/総合4番手（↑）
TOYOTA
「本当に悔しい一日でした。この2日間は体調不良でとても辛かったのですが、チームがしっかりサポートしてくれたので、走り続けることができました。ペースは良かったですし、ドライビングも楽しんでいていいタイムを出すこともできました。何度もパンクしてタイムをロスしたのは本当に残念ですが、まだ5本残っています。ポディウムまで30秒ちょっとというタイム差は、このようなラリーでは大きくはないので、明日もプッシュを続けて、結果を待ちたいと思います」
カッレ・ロバンペラ/総合5番手（↓）
TOYOTA
「今日は自分たちにはラクな日ではなかった。午前は良かったが、何度かパンクする不運があり、午後はさらに悪くなった。Sleeping Warriorの泥のセクションで、大きくてルーズな石にヒットしてしまい、サスペンションの何かを破損してしまった。ステージのたびに、スタート前に少しずつ直すようにして、長くは持たなかったが少なくともステージは走り切ってサービスに戻ることができた。明日もトリッキーなステージが待つ長い一日になるが、ポイントをたくさん獲得できるチャンスがあるので、ベストを尽くす」
サミ・パヤリ/総合6番手（＝）
TOYOTA
「ものすごくトリッキーな一日で、学ぶことが多かった。午前から、昨日とはまったく違う試練に直面して、ウエットと泥だらけの場所がたくさんあり、グリップや、どれだけ速さをのせていけるのか、どのラインを取ればいいのか、予想するのが難しかった。午後はコンディションがさらにタフになったが、ペースは良くなったかな。このような極端なコンディションでも自分のドライビングが成長していることが分かったし、走行距離を重ねるごとにフィーリングもどんどん良くなっている」
［ヒョンデ・モータースポーツ］
ヒョンデi20Nラリー1
オィット・タナック/総合2番手（↑）
HYUNDAI
「今日は動きがたくさんあった。特に午後は、しっかりウエットで、トリッキーなコンディションだった。残念ながら、またフロントガラスにトラブルを抱え、水がマシンの中に入ってきたのですごく厳しいループになった。ステージ間でコンディションが変わるので、次にどうなるのかサッパリ分からない。常に新しい試練がやってきて、それに打ち勝たなくてはならない。明日はもっとスムーズになるはずだが、それでも道はすごくラフな場所もあるだろう」
ティエリー・ヌービル/総合3番手（↑）
HYUNDAI
「今日はチャレンジングだった。いろいろな理由があって、どれくらいタフだったのか表現するのが難しいくらい。気分が良くなくて、集中力を維持して自分の仕事をするのが大変だったが、戦いには残っているし3番手につけて一日を終えることができた。午後は、究極のコンディションがあった。自分のキャリアで、あんなのは見たことがない。過去のサファリでもラフだったラリーはあったが、今回はこれまでで一番ラフだ」
アドリアン・フルモー/総合18番手（↑）
*土曜日は不出走を選択
［Mスポーツ・フォードWRT］
フォード・プーマ・ラリー1
グレゴワール・ミュンステール/総合7番手（↑）
「トラブルがなければトップ5を争えていたと思うが、今はその時ではなかった。上位とは大差がついてしまったので、手の尽くしようがない。明日、リスクを負いすぎるのは賢明ではないと思うので、コンディションがどうなるか次第。Hell’s Gateは走ったことがあるが、ドライの時はかなりサンディ。でも、もう一本はすごく高い草が生えているがかなりナローなので、あそこでミスはしたくないね」
ジョッシュ・マカリアン/総合13番手（↑）
「一時は4番手につけていたけど、そう簡単にはキープできないことは分かっていた。今日は天気のおかげで大変な試練になったし、たくさんの人がトラブルに見舞われた。草のなかを走り抜けられても、何が待っているかは分からない。午後は、Mスポーツで1‐2を獲ることができて良かった。3年ぶりくらいのことだったと思う。このラリーでは、こういうことも起こるから、明日も何が起こるか分からないから、モチベーションを持ち続けなくては。あきらめてはそこでおしまいだからね」
