ラリーオブキャンベラでTGRオーストラリアのルイス・ベイツが初優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ラリーオブキャンベラでTGRオーストラリアのルイス・ベイツが初優勝

©TOYOTA

オーストラリアラリー選手権(ARC)は3月21日〜23日に開催されたラリーオブキャンベラ(グラベル)で2025年シーズンが開幕。トヨタ・ガズーレシング・オーストラリア(TGRA)のルイス・ベイツが、激戦を勝ち抜いて優勝を飾った。TGRAはこれでキャンベラ7連覇を達成した。過去6年間は兄のハリー・ベイツが連覇しており、ルイスにとっては地元キャンベラでの国内選手権初勝利となった。

オーストラリアチャンピオンのハリーは(トヨタGRヤリス・ラリー2)は、開幕ステージでベストタイムをマークしたが、続くSS2でディッチにはまり右リヤタイヤが外れ、デイリタイアを喫した。

一方、ルイスは得意のステージであるSS4とSS8でステージウインを奪取すると、ニュージーランドから参戦してきたヘイデン・パッドン(ヒョンデi20Nラリー2)に続く2位でヒート1を終えた。

日曜日のヒート2では、ハリーとルイスのベイツ兄弟が自信のある走りで最初のステージを1‐2で決めると、その後も流れをキープ。パッドンがこの日最初のステージでカンガルーにヒットしてリタイアを喫した一方で、兄弟がステージウイン合戦を繰り広げ、最終的にハリーがトップフィニッシュ。ルイスが2位で続き、2日通しての総合リザルトではルイスがトップとなった。ハリーはヒート2での巻き返しにより、総合順位では14番手から3位に上がって表彰台に上がった。

TOYOTA

なお、ARCでは2025年から、トップ3のドライバーのスタート順を決めるために、各ヒートごとに抽選を行うシステムが導入された。

ルイス・ベイツは「キャンベラはいつもタフなラリーだが、特に今年はコンディションがものすごくラフだったので、クルーにもマシンにも過酷だった。この週末を勝てて、メチャクチャうれしい。初めてキャンベラで勝てたんだからね。7年越しの勝利だし、家族や友人の前でそれを達成できたのだから最高の気分。このタフなラリーで完璧にペースノートの作業を完遂してくれたアンソニー(マクローリン、コ・ドライバー)には、感謝のしようがない。TGRAやニール・ベイツ・モータースポーツのみんなにも感謝している」と喜びのコメントを寄せた。

TOYOTA

7連覇を逃したハリー・ベイツは「今年のキャンベラはチャレンジングだったが、土曜日の午前にトラブルに見舞われたのでポディウムは予想外だったからうれしい。日曜日は強い走りができて、ヒート2を制してパワーステージも勝てたのでよかった。次の西オーストラリアでのラリーが待ち切れない」

ARCラリーオブキャンベラ 最終結果
HEAT 1:

1 H.パッドン(ヒョンデi20Nラリー2) 1:12:47.0
2 L.ベイツ(トヨタGRヤリス・ラリー2) +29.7
3 S.ペダー(シュコダ・ファビアRSラリー2) +1:27.5

HEAT 2:
1 H.ベイツ(トヨタGRヤリス・ラリー2) 1:09:39.1
2 L.ベイツ(トヨタGRヤリス・ラリー2) +25.9
3 S.ペダー(シュコダ・ファビアRSラリー2) +2:17.4

総合順位
1 L.ベイツ(トヨタGRヤリス) 80
2 S.ペダー(シュコダ・ファビアRSラリー2) 70
3 H.ベイツ(トヨタGRヤリス・ラリー2) 60



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