[更新日]:
2014年08月08日
ペター・ソルベルグのNEVER GIVE UP! 世界RXカナダへ出陣!
ボンジュール、カナダ!
世界ラリークロス選手権のフランス戦は来月なんだけど、ケベックでは「ボンジュール」で挨拶をするいい練習ができるよ。ここではフランス語が公用語なんだ。
僕を知っている人はみんな、次のイベントでハーネスとヘルメットを使までだまって座って待ってなんかいられないってよく知っている。前戦のベルギーから次のカナダ戦でプラクティスが始まるまで、611時間もあるんだぜ!
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この間、ソルベルグ一家は夏休みを楽しんだけど、それが終わるとモーターホームでスウェーデンに移動。息子のオリバーが、スウェーデンのクロスカート選手権に参加して、優勝1回、3位を1回獲得したんだ。レースの間はリラックスしながら、シーズンの前半を振り返ったり、親しい友人と過ごしたりもした。
でも、すぐマシンに乗りたくてたまらなくなってしまったよ。僕はドライビングを、レースをこよなく愛しているんだ。それに、自分の左足を使って600馬力のマシンを走り回せるのは、たまらないからね。そして、今季2度目の優勝を狙うのは、生まれて初めて出かける国でのラウンドだ。
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海を越えてやってきたのは、カナダ。すごく広大な国で、およそ1000万平方km、世界で2番目に広い。そして、僕らがやってきたのは、国の東側、ケベックとモントリオールの中間くらいだ。
世界ラリークロス戦では初めて時差を克服しなくてはならないけど、イベント自体も全く異なるフォーマットで行われる。これで展開も少し変わるだろうね。ファイナル、すべてのヒート、あらゆるイベントが週末前に終了してしまうんだ。
トロワ・リビエラのストリートサーキットはすごく特別な場所で、FIA世界ラリークロス選手権がここで開催されるのは、素晴らしいことだ。この週末は、様々なマシンが集まってのレース一色となり、ラリークロスはその一環として行われる。僕のような、マシン好きのノルウェー人にとっては、たまらない週末になるよ!
世界ラリークロス戦に参戦する僕らのためだけに、コースにはダートが持ち込まれるので、ラリークロスのイベントは1日ですべてを完結させる。いわゆるストリートサーキットのようなタイトコーナーがたくさんあるので、かなり見応えがあると思うよ。
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前戦のベルギーのように、コーナーではラインを外したりして、ジョーカーラップに入るチャンスをうかがう。だから、初めて走るサーキットの序盤は、かなり緊張が張りつめるだろう。一ラップにジャンプが3回あるから、滞空時間もかなり長くなる。丁寧なドライビングをキープすることが最も重要となる。こういったトラックでは、他のコースのように、ラインを走行中に飛ぶようなことがないので、ストップ&ゴーが鍵になるけど、ブレーキングポイントはきっちり踏んであまりスライドさせなければ、いいタイムが出せる。
準備は万端だ。それに、休暇明けの再開が新しいコースなんて、ワクワクするね。みんなも祈っててくれよ。
最後に念のために言っておくけど、世界で一番大きな国は、ノルウェーじゃなくて、ロシアだからね!