混乱の世界ラリークロス選手権はFIAが直接プロモーター対応でテコ入れへ – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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混乱の世界ラリークロス選手権はFIAが直接プロモーター対応でテコ入れへ

©FIA

ラリークロス・プロモーターGmbHが世界ラリークロス選手権(WRX)のプロモーター契約を解消し混乱が続いていた件について、FIAは、FIAが直接プロモーター職を務め、世界RXとヨーロッパラリークロス選手権のシリーズ運営に乗り出すことを発表した。

2022年から最高峰クラスがフル電動車両となったWRXは、23年の第4戦でチームのサービスエリアが全焼する事故が発生して中断。24年は、フル電動に加えてサステナブル燃料を使用するICEの使用も認め『バトル・オブ・テクノロジーズ』という触れ込みで展開したが、最終戦の開催地が二転三転するなど混乱が続いていた。そして24年末の時点では、ついにプロモーターを公募する事態となっていた。選手権は2014年に創設、直近4年間はWRCプロモーターが務めており、27年のWRC車両規定ではWRXと連携してクロスオーバーで使用する可能性も示唆されていただけに、進捗に注目が集まっていた

プロモーターの後任については、3カ月にわたりマーケティングの調査を行ったうえで、FIAが直接、両選手権に投資することをFIAのモハメド・ビン・スライエム会長が発表した。FIAはサービスプロバイダーの支援を受けながら、両選手権を所有し運営する。

この発表は3月10日に行われ、4日後には2025年のカレンダーを発表すると伝えられていたが、カレンダー発表がずれ込み、3月末になって5大会の日程を発表したが、すべてヨーロッパ開催のイベントとなっている。最終戦の6大会目は現状、TBAとなっている。カレンダーは、ワールドモータースポーツカウンシルの承認待ち。

FIAは、世界RXにとって新たな成長時代をスタートさせるとしており、強固な基盤を築くことへのコミットを示している。その一環として、無料放送とデジタルへのアクセスを優先案件として掲げている。

2025年もトップカテゴリーのRX1ではフル電動車両と内燃エンジン車両が同一カテゴリーで戦う『バトル・オブ・テクノロジーズ』方式は続行。ボルボ・コンストラクション・イクイップメントとフージャー・レーシングタイヤ・ヨーロッパも、それぞれ公式コース建設パートナー、公式タイヤサプライヤーを継続する。

スライエム会長は「FIAはラリークロスだけでなく、モータースポーツの未来にも投資をしている」とコメント。
「我々は世界的なファンを新たに確保し、ドライバー、チーム、商業パートナー、そしてとりわけファンにとって、より優れた競争の機会を提供することで、このカテゴリーを次のレベルに引き上げることに全力を注いでいる。自分がFIA会長に選ばれた時、強力なレギュレーションとFIAの強化を実現し、あらゆるレベルでモータースポーツの成功に不可欠な基盤を築くことを誓った。世界選手権の将来的な成長を確保することは、まさにこれを実行するという自分のコミットメントを反映したものだ」

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