
©TOYOTA GAZOO Racing WRT
4月11日〜13日に佐賀県唐津市を拠点に開催される全日本ラリー選手権第2戦ツール・ド・九州 2025 in 唐津(ターマック)で、TGR-WRTのヤリ‐マティ・ラトバラ代表が来日して、監督を務めることになった。
トヨタ・ガズーレーシングWRJ(TGR-WRJ)は、昨年までドライバーを務めていた眞貝知志が監督を務め、大竹直生(トヨタGRヤリス)と平川真子(トヨタGRヤリスDAT)の2台をMORIZO Challenge Cup(MCC)にエントリーさせる。今大会では眞貝監督がチームに帯同できないため、ラトバラが代わって代表として指揮を執る格好だ。なお12日(土)14:00~14:40には、サービスパークが設置される唐津市のボートレースからつでトークショー&サイン会も開催される予定とのこと。
今季のTGR-WRJは「人材育成」と「モータースポーツを基点としたもっといいクルマづくり」というテーマを軸に、世界で戦うTGR-WRTの知見を盛り込む取り組みが行われており、眞貝監督も冬の間にフィンランドを訪れてTGR-WRTで研修を受けている。
今回、ラトバラ代表が監督を務めることについて眞貝監督は「このチームのミッションは、人材育成にあります。ドライバーだけでなく、エンジニア、メカニック、安全をしっかり確保しながら、TGR-WRT流に学んで、世界で活躍できる人材を育成していくことです。WRCラリースウェーデンの前に、1週間だけTGR-WRTの方に研修に行かせていただきました。やはりチャンピオンチームだけあって、基本に忠実で、シンプルかつ合理的なプロセスで、仕事が組み立てられていることを目の当たりにして、感銘を受けました。考え方の面でも、事前準備を徹底して計画的に物事を進めることで、トラブルの時の余力を確保しておく。この考え方はすぐに取り入れて、優先順位を立てて、プロセスをひとつずつ当てはめているところです。実はTGR-WRTに行った際、ラトバラ代表に監督代行の件を相談し、快諾していただきました。ラトバラ監督のもとで唐津を戦うことは、チームにとって大きな刺激となるはずですし、ラリー界にとっても話題になるはずです。監督業としての、核心近い考えを教えていただいたので、今後のラリーではそれをしっかり実践していきたいです」と経緯を説明している。
サービスパークと協賛ブースは入場無料だが、パドックに入るにはパドックパス(1000円)が必要となる。
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主催者では、13日に行われる観戦ステージやラリーパークなどを含めた観戦情報を大会公式SNSで随時発信している。
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