[更新日]:
2014年06月07日
【ヨンカイのねごと】次のラリーカーズは6月10日発売!
みなさまこんばんはヨンカイです。
イタリアではWRC、福島では全日本ラリー、
ロシアではWTCC、カナダではF1、アメリカではインディカーと、
モータースポーツ盛りだくさんの週末となっておりますが、
雨の土曜日いかがお過ごしでしょうか。
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さて、1冊1車種に深く迫るラリーカーズ、vol.05が6月10日(火)に発売予定です。
今回のお題は、ラリーファンの方にはちょっと意外(?)なクルマ、ポルシェ911。
WRCの記録上ではたったの2勝ですが、WRC制定前の65年ラリーモンテカルロに初登場し、
スウェーデンやツール・ド・コルスなど数々のイベントで勝利を獲得。
その後も多くのプライベーターたちに愛された、まごうことなき名車です。911を駆ったドライバーはと言えば、
68年モンテカルロで勝利を挙げたビック・エルフォード、
68年ERC王者のパウリ・トイボネン(ヘンリの父)、
その後トヨタでも活躍したビヨルン・ワルデガルド、
フランス人レーシングドライバーのジェラール・ラルース、
アルピーヌで名を馳せたジャン‐リュック・テリエ、
のちのプジョー・スポールを率いたジャン‐ピエール・ニコラ、
ロスマンズカラーでERCに参戦したヘンリ・トイボネンのほか、
ギ・フレクラン、バルター・ロールにミシェル・ムートンなどなどビッグネームがずらり。
枚挙にいとまがありません。今回の号ではワルデガルドとニコラに加え、
ポルシェワークスのマネージャー職に就いていたペーター・ファルクに取材。
当時の日本の雑誌ではあまり語られてこなかったラリー活動の内幕をお伝えします。さらに、プライベーターにマシンをプリペアしていた南フランスの「アルメラス・フレール」を訪問。
ジャン‐マリー(70歳)とジャック(65歳)のアルメラス兄弟は、今もなお衰えることのない情熱で、
カレラカップやヒストリックイベントに参戦するユーザーから厚い信頼を得ています。
さらに、グループB時代に911SC/RSを駆り、ERCと中東選手権で活躍したプロドライブや
ラリーレイドを戦ったスーパーカー、959のストーリーも収録。
盛りだくさんの内容となっております。これまでポルシェはノーマークだったというラリーファンの方はもちろんのこと、
911ファンの方にもぜひ手に取って頂きたい1冊になりました。
イラストは78年モンテカルロで優勝したジタンカラーのジャン‐ピエール・ニコラ。
黄色い表紙が目印です!
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……とまあ、要は宣伝なのですが、そもそもなぜ911かと問われれば、50年前に誕生したこの魅力的なクルマが、ラリーで活躍してきた(そして姿かたちは違えど、基本パッケージが同じまま今も走っている)という事実を残したいと思ったから、にほかなりません。
そういう意味では、前号のランサーエボリューションのような大人気車種はもとより、やや意外なチョイスまで、歴史を駆け抜けてきた様々なラリーカーたちを今後も幅広く取り上げていきたいと思っていますので、どうか食わず嫌いなさらずに(笑)お付き合いのほどを。ちなみに写真は2014年のモンテカルロを走る911 GT3(996)、ドライバーはかつてトヨタ・セリカGT-FOUR ST165にも乗ったマルク・デュエツ(©Naoki Kobayashi)。結果はメカニカルトラブルでリタイアでした……。