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2025年シーズンWRC第4戦ラリーカナリア諸島は、4月24日(木)にシェイクダウンが行われ、トヨタのカッレ・ロバンペラがトップタイムとなる4分10秒0をマーク。2.5秒差の2番手にチームメイトの勝田貴元、2.9秒差の3番手にヒョンデのオィット・タナックとティエリー・ヌービルが並んだ。
ヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)の人気ターマックイベントとして、長く開催されてきたラリーカナリア諸島。2025年、島の州都ラス・パルマスを拠点にWRC初開催を実現した。サービスパークはグランカナリア・スタジアムに置かれ、3日間で18SSを走行する。今回、FIAと世界ラリードライバー連盟(WoRDA)が合意に至ったことで、ステージフィニッシュ後の英語インタビューが復活することになった。
シェイクダウンは4月24日木曜日の午前9時1分(日本時間17時1分)から、サービスパークの南西に位置する6.26kmの「Santa Brigida」を舞台に実施。快晴のもとコンディションはドライ、ステージの沿道には溢れんばかりのスペクテイターが集まり、安全上の理由からシェイクダウンの開始が遅延している。
今シーズン、ここまで勝利のないロバンペラが初開催のターマックイベントで幸先の良い一番時計。
「素晴らしいターマックラリーだね。まさにドライビング勝負のイベントだし、ここにやって来られてうれしいよ。初開催で慣れないペースノートとステージが待ち構えているし、本当にタフな週末になるだろう。楽しみながらベストを尽くしたいね」と、ロバンペラは笑顔を見せた。
4.1秒差の5番手タイムはポイントリーダーのエルフィン・エバンス(トヨタ)、4.3秒差の6番手タイムは、開幕戦モンテカルロ以来の登場となったセバスチャン・オジエ(トヨタ)。4.7秒差の7番手タイムに、2020年にラリーカナリア諸島勝利経験をもつアドリアン・フルモー(ヒョンデ)が続いた。
ラリーは24日21時からプラザ・サンタ・アナでセレモニアルスタートを実施。翌25日午前8時3分から、SS1「Valsequillo – Telde 1(26.32km)」で幕を上げる。
WRCカナリア諸島 シェイクダウン暫定結果
1. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 4:10.0
2. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 3/3 4:12.5
3. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) 3/4 4:12.9
4. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) 3/4 4:12.9
5. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 4:14.1
6. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 4:14.3
7. A.フルモー(ヒョンデi20Nラリー1) 2/2 4:14.7
8. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 3/3 4:15.5
9. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ラリー1) 3/4 4:17.2
10. J.マカリアン(フォード・プーマ・ラリー1) 4/4 4:17.9
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】