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WRCカナリア諸島:総合5番手の勝田貴元「思ったペースで走れていないので、原因と改善点を見つけていきたい」

©TOYOTA

WRC第4戦カナリア諸島の競技初日を終えた勝田貴元。出足のペースをつかむのにやや苦労し、現在は総合5番手につけている。各メディアエリアでのコメントをお届けする。


<SS3終了後> 総合6番手
──午前中はタイヤチョイスが難しかったようですが。
タイヤがどの程度機能するか分からないので色々とトライしましたが、あまり良くはなかったです。シェイクダウンに比べて湿った路面となりそうな箇所が多かったので、セットアップも変更しましたが、それもあまり合わずに苦労してしまいました。午前中最後のSS3は完全にドライで、昨日のイメージの状態に戻したらとても良くなりました。午後はもう少し大きな部分を試してみて、明日に向けて準備していきます。

──SS3のフィニッシュではポジティブなコメントでしたね。
ようやく方向性が見えたので。クルマもかなり乗りやすくなりました。もちろんまだ足りない部分はありますが、それまでに比べるとかなり改善された状況でした。

──リズムがつかめないという感じですか?
クルマを信じて走れていない感じですね。コンディションも不安定だったので、ドライでクルマを信じることができないとまったく話にならないですし、午前中の2本はそのような感じでした。しかし、そこも試して初めて分かることなので、失ったタイムはもったいなかったですが、午後と明日に向けていい方向性を見つけることができるようにトライしてみます。

<SS6終了後> 総合5番手
──今日を総括するといかがでしたか?

チームとしては良い結果が出せましたが、自分としては苦戦した日になりました。思ったペースで走ることができていないので、その原因と自分が改善していくところを見つけていきたいと思っています。気持ちよく走れていない感じなので、そのあたりを改善していきたいです。

──考えられる要因はありますか?
色々な要素があると思います。この新しいラリーで、クリーンなターマックラリーというと、やはりサーキットと同じで、わずかなセッティングの差や、ドライビングに対するちょっとしたコミットメントなどで大きな差が生まれてしまうので、そういった小さな部分が積み重なっているのが今の状況です。ここで曲がってほしいというところで曲がらないとか、踏みたいけど踏めないとか。午後も含めて、そのような状況が終日続いている感じでした。プッシュしたら悪化していってしまうので、改善が必要です。そこが乗っていて歯がゆい部分です。

──セッティングなどで対応することは可能なのでしょうか?
変えることはできると思います。今日1日で多くの新しい発見もありました。予想していたよりも苦戦する状況になってしまったので、頭を切り替えて、良いペースを戻せるようにしていきたいです。

──明日に向けての抱負をお願いします。
明日はセクションによっては今日よりウエットな部分が出てくるかもしれません。今日の午前中のようなミスを繰り返したくはありませんし、新たな良い部分を発見できるように今夜エンジニアとしっかり話をして詰めていきたいと思います。
(Keiko Ito)



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