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WRCカナリア諸島:TGR WRCチャレンジ2期生の小暮ひかるはクラス15位、山本雄紀は最終日にリタイア

©TOYOTA

WRC第4戦カナリア諸島を終え、WRC2に参戦するTGR WRCチャレンジプログラム2期生の小暮ひかるは15位でフィニッシュ、山本雄紀は最終日にガードレールにヒットしサスペンションを破損、リタイアを余儀なくされた。ラリー後のコメントをお届けする。

小暮ひかる

Keiko Ito


──今回の総括を聞かせてください。
最終日もテクニカルトラブルが1本目にちょっと出てしまいました。ギヤが5速に入ったままスタックしてしまって、ステーのボルトが破断したのか、取れたのかは分からないのですが、トランスミッションを換えたのでトラブルはつきものなのだと思います。ネガティブな流れが続いてしまって、モチベーションを保つのが難しい一日でしたが、ラリー全体をとおしてしっかり学ぶことはできました。スピードがなかったのはちょっと残念ですが、次回のターマックに向けて良いイベントになったかなと思います。

──次戦ポルトガルはどのように臨みますか?
去年もテクニカルトラブルであまり走れていないのですが、ステージ2本は走った経験があるので、そういう点も踏まえてレッキをしっかりこなして、良い結果を残してリベンジできるように頑張ります。

山本雄紀

TOYOTA


──クラッシュはどのような状況でしたか?
SS17の6km地点で、ペースノートについてコ・ドライバーのジェームス(フルトン)とお互いに誤解があって、コーナーの場所をひとつ勘違いし右コーナーでガードレールをヒットしてしまいました。左リヤの足まわり、サスペンションアームを損傷しました。その場で修理を試みましたが、持ち合わせの工具やパーツでは修復が難しく、このまま続行しない方がいいと考え、後続にOKボードを出しリタイアしました。
クラッシュ自体は比較的低速で、身体に対する衝撃はありませんでした。ジェームスとはすぐに話し合ってオンボードも確認し、原因はクリアになっています。全体的には非常にいいパフォーマンスと成長を引き出せた週末でした。なので、最後でクラッシュしたのはなおさら残念でしたが、この良いフィーリングをシーズン後半のターマックラリーに活かしたいと思います。

──次のラリーへの抱負をお願いします。
これからフィンランドまで5戦のグラベルラリー全戦、ポルトガル、サルディニア、ギリシャ、エストニアそしてフィンランドに出場します。まずはラフグラベル3連戦となるポルトガルからギリシャまで、集中して経験を積んでいきたいと思っています。
(Keiko Ito)



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