[更新日]:
2011年10月16日
[ラリー北海道雑記・5] なにかと楽しかった新ラリーパーク、本別!
ことしのラリー北海道では、ラリーパークが新たに本別に設定されました。会場となったのは「道の駅ステラ★ほんべつ」。源義経が滞在したこともあるという伝説が残り、近くには義経公園など歴史を感じさせる本別ですが、ステラ★ほんべつもなかなか味わい深い道の駅です。昨年まで使われていた足寄もふるさと銀河線の旧駅舎を復元させた道の駅でしたが、本別も同様に鉄路の駅を道の駅に変換させたもの。旧駅舎や線路の一部をあしらって、とても味わい深い雰囲気を醸し出しています。ラリーメディアや参戦者には鉄道マニアも多いのですが、きっとこんな場所での取材は心が浮き立ってしまうでしょうねぇ。
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ラリーのルートではリエゾンに道央自動車道を使用するのですが、レグ1のSSエリアが設定される陸別方面から一番近いICは足寄。でも、ことしは本別のラリーパークを競技車が通過できるように、本別ICから高速を使用するルートになりました。ラリー北海道ではリエゾンでラリー車通過を待ち受ける熱心な応援が参戦者からも好評ですが、道の駅に設定されたラリーパークならラリー車がやってくるまでの間、トイレ・売店、レストランも完備、しかも様々な企画で待ち時間を楽しめてしまうのです。当日は、暖かいトン汁やおいしいパンを販売。また、様々な豆の産地としても有名な本別らしく、お豆をイラストに貼り付けて作成する豆アートに参加すると、なんとWRCのDVDがもれなくもらえてしまうというんですから、なんとも太っ腹な企画です。どこにどんなオマケが登場するか分からないラリー北海道、まるで宝探しのようですね!
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そして、いよいよラリーパークを競技車が通過するというその瞬間の盛り上げ役にはもちろんあのお方、プレイドライブ誌編集の伊吹浩明氏の登場です!ステージでの撮影を終えて背中からダストも立ち上っていそうなホヤホヤの状態で、悠然とラリーパークに登場した伊吹氏。ことしは熊が里山に降りてくる頻度が高まっているそうで、イベント前のメディアブリーフィングでも「取材中に熊に遭遇したと思った時の心構え」についてとても細やかなレクチャーが行われたのですが、うーん、伊吹氏なら相撲の一番でも取って、山にご退散願わせてしまいそうです。(んなワケ、ありません・汗)
APRC部門にもこれまで国内戦で活躍してきた選手が多く参戦するのですが、その活動ぶりを一般の方々が知る機会はあまりないことでしょう。その点、クラス・区分・チームを問わず、日本のラリーを知り尽くす伊吹氏が次々にやってくるドライバーの豆情報をおもしろおかしく語ってくれるので、観客のみなさんもさらに応援に熱が入ります。どんな選手が走っているのかを知ることで、さらにラリーへの興味も深くなりますね。MC伊吹、お疲れ様でした!