[更新日]:
2011年03月22日
【編集部ブログ】ラリクラ、モンテ号が編集部到着!
ずいぶん久しぶりのブログになってしまいました。編集部たけぶぅです。
まず、今回の地震で被災されたすべての方の無事と一日も早い回復そして復興を、WRC PLUS編集部一同、改めてお祈りいたします。
編集部があるのは東京都新宿区。東京23区は計画停電もなく、直接的な被害もありませんでしたが、今でも毎日5回程度の余震が襲ってきます。建物の特性もあってか揺れが大きく感じられます。何度揺れても慣れることはないですね……。
その地震が起きた3月11〜12日が、実は「Rally&Classics vol.04 ラリーモンテカルロ100年の記憶」の最後の追い込みの予定日でした。
すでにお伝えしたとおり、残念ながら地震の影響で紙の倉庫や配本に不具合が生じ、3月19日発売の予定が25日に。その本が、本日やっと編集部に到着しました。大変お待たせいたしました。
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グループA、グループB、WRカーと続いてきたRally&Classicsシリーズ。ネット上では「次はキットカーだ」「いや、S2000がいい」「なんのなんのグループ4でしょ」「どうしてどうしてグループNでは?」などという議論がかわされた……かどうかは分かりませんが、今回は皆さんの期待をいい意味で裏切る、ラリー斬りの「ラリーモンテカルロ」です。
とはいえ、もちろんラリクラですから、中身については突き抜けています。
写真は、ラリーモンテカルロ100年の歴史の最初の時期、1911年頃のラリーの模様の記事です。そもそも自動車自体がまだまだ普及していなかった時代。燃費だって今と比べるべくもない頃の話です。でも、当時から1000km以上もの距離を走破し、たったひとりの勝者を決めていたんですね。
正直記事を作っている私たちも、メーカーの名前もドライバーの名前もまるで縁がありませんでした。でも、こうして歴史を追いかけていくと、ラリーの進化が非常によく見えてきます。これはモンテカルロという1戦に絞ったがゆえの成果でした。
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歴史的な記事としては、伝説となりつつある名勝負のピックアップ、IRCとなってからのモンテカルロの姿など収録しています。
また、旧き佳きモンテの佇まいを今に伝える、ヒストリックラリーについては、ほぼ書き下ろしの記事を収録。今年日本からダットサン240Z、そしてTE27レビンで参戦したチームに密着しています。
個人的に一番興味深かったのが、そのラリーモンテカルロ・ヒストリックの参戦マシン総覧。WRカー時代って全然目新しいマシンがでてこなかったですよね? でも過去を振り返ればこんなにも魅力的なマシンが(勝ったかどうかは別として)ラリーで活躍していたというのは非常に羨ましくもあり、また心強くもあります。
……というわけで、発売日直前の「Rally&Classics vol.04 ラリーモンテカルロ 100年の記憶」情報をちょびっとお届けしました。
皆さんのお近くの書店にももうすぐ届くはずですが、三栄書房のウェブサイトからの通信販売も行なっておりますので、気になった方はこちらもどうぞ。