[更新日]:
2011年01月15日
【編集部ブログ】ラリー的東京オートサロン2011
編集部たけぶぅです。今日も強烈に寒い一日でしたねー。東京オートサロン会場の幕張メッセは広いながらも、大勢の観客でごったがえして熱気さえありました。
さて、今年も最初のモータースポーツイベントはこの東京オートサロン。なんだかこれがないと年が明けた気がしません。
とはいえ、お越しになれない方もいらっしゃると思いますので、
今年も恒例の、「ラリー的東京オートサロン2011 presented by たけぶぅ」を勝手にお送りします!
-
スバルR4開発と新井IRC参戦発表
「スバルR4」と書いちゃうと新型軽自動車みたいですね(笑)。
なんといっても今年最初にして最大のニュースは、インプレッサR4の開発と新井敏弘選手のIRC参戦です。
PWRCではなくIRCになってしまったことは残念でもありますが、逆にIRCでのインプレッサの知名度アップはかなり貢献しているそうです。
S2000がトップカテゴリーとして君臨しているIRCだけに、もちろん新井チャンもR4インプレッサで武装するはず。ここでは書けませんが、どうやらあんな工夫やこんな工夫もやっているそうで、新井チャンいわく、タイムだけで見ればWRカーよりも速くなっているというほどだそうです。これは期待大ですね!
明日15日の晩には「新井敏弘ファンの集い」も開催されます。
-
キャロッセがプロトン・サトリアネオR3発売!
年末に日本のラリー界を襲った大きなニュース、キャロッセがプロトンと契約し、サトリアネオを発売することが、本日正式に発表されました。
気になる販売モデルはFF1.6ℓのノーマルで、展示されているのはグループNと、ノーマルにフェンダーなどを追加した「サトリアネオR3」(シビック・ユーロRなどの「R3」ではなく、チューニングモデル名が「R3」という名前なんです)の2台。エンジンルームや車内なども見られます。
ちなみに、今回展示されている白いサトリア・ネオ グループNは、世界中にこの会場にある1台と、マレーシアで製作中の番場選手が乗るマシンの2台しかないそうです。1.6ℓということで、APRCでは新たに親切されるジュニアカップ、全日本ではJN3(3000ccまでのマシン)のクラスに参戦することになります。さすがにJN3で勝つのは厳しいでしょうか……。
シリーズ参戦が決まった番場彬選手は、「スイフトは自分が普段乗っているランエボと比べても、セッティングが出ていてすごくいいマシンでした。サトリアはまだドライブしたことがないのですが、サトリアの方が車高が低くてスタイリッシュですね。重さはややサトリアのほうがありますが、そのぶんボディ自体の剛性も高いみたいです。とにかく楽しみでしかたありません!」と興奮気味に語ってくれました。
-
新型ヴィッツが早くもWRカーを見越して……!?
続いてはトヨタブース。
もちろん、注目は発表されたばかりの新型ヴィッツ。
展示はエアロで飾られた「G’z」仕様と、ディーラーで買える「モデリスタ」の2種類でしたが、注目はそのスペックです。フロントエアロがやや尖ったデザインになっており、全長は3975mm。
つまり、フロントをやや伸ばしてあるんですね。
そう、賢明なラリーファンなら思いついたでしょう、
プジョー206WRCがホモロゲを取得するために
長大なフロントエアロを採用したのと似てませんか?…ってのはかなりこじ付けですが、
新型ヴィッツ、内装も外装も非常にいいですよ。
-
全日本ラリー系の展示をふたつ
続いてラックブース。
全日本チャンピオンの勝田範彦選手のお店でもあるラックですが、
今回はインプレッサに加え、ラックオリジナルパーツなどを展示。壁面にはビルシュタイン/エルシュポルトのサスペンションに加えて、
RS&SPのサスペンションも展示しています。
あまり聞き慣れないと思いますが、南米のメーカーで、
WRCのチームも装着しているそうです。
勝田選手も使用していて、グラベルでの走りの印象もかなりよかったそうです。もうひとつはハセプロ。
黒いカーボンシートが貼られたおなじみのマシンが、
今年も……ないですね。
スーパーGTとプリウスの展示のみ……かと思ったところ、長谷川智秀代表によれば、
今年もちゃんと参戦するそうです。APRCにはアジアカップに長谷川代表自ら参戦。
ペースノートがやはり難しいと語り、
勉強の意味も込めてスイフトスポーツでアジアカップを狙うそうです。
サトリアネオの番場選手とガチンコ対決になりますね。そして、全日本ラリーも昨年同様、
福永修選手に加えて、若手の高山仁選手の全戦参戦。
ハセプロ・ラリーチームとしてのサポートになります。