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【編集部ブログ】iMiEVでドライブ&ジムカーナ

 

【編集部ブログ】iMiEVでドライブ&ジムカーナ

昨日富士スピードウェイのジムカーナ場で開催されたJMRC神奈川のジムカーナにて、EVクラスにモータージャーナリストの竹岡圭さんが参戦。編集部たけぶぅも一緒に走らせていただきました。

iMiEVというと、「あの車高の高さじゃ転びそう」「電気モーターでジムカーナなんてつまらないんじゃ?」と思われるかもしれませんね。正直私もその辺が一番不安でした。

でも、まったく問題なかったです。外周を回る高速セクションでは、リヤタイヤを微妙にドリフトさせながら走れるほどで、一番心配だった転ぶかも、という不安は全然ありませんでした。200kgものバッテリーがクルマの下に配置されているおかげもあって、実は腰高に見える割にエンジン車の「i」よりも安定度は高いくらいだそうです。

パワー的にはほぼ軽自動車ですのでパワフルとまではいきませんが、アクセルを踏んだときのトルク感はエンジン車よりも圧倒的に強力です。それが街乗りでの乗りやすさにもつながってるんでしょうね。ジムカーナやラリーみたいな競技では、この加速時のトルクの強さは武器になりそうです。

成績のほうは、竹岡さんが見事クラス優勝! シリーズ優勝も狙える位置につけたので、次回以降も……え? 私ですか? ま、まぁ、その辺は8/12発売のWRC PLUSをご覧ください。



海老名SAのトイレの前あたりに充電スタンドはあります。お客さんからも大注目。

iMiEVのメーター。中央にデジタルのスピードメーターを設置。それを囲む半円のメーターは電費のよさを表すメーターです。緑色の「ECO」ゾーンに近いほど効率が良く、青色の「Charge」にあるときは回生しています。

というわけで、めったに乗れない貴重なEV車、iMiEVについて少しご紹介します。

今回は、クルマに慣れるためもあって、田町の三菱自動車から富士スピードウェイまでの移動もiMiEVで行いました。首都高速を経由して東名高速で御殿場へ。

走り出して思うのは「とにかく静か!」のひと言。まったくクルマからの音は聴こえませんが、高速で80km/hくらいで走るとやっとモーターの高い音が聴こえるといった程度で、スイスイ走っていけます。

ただ、iMiEVの航続距離では一気に御殿場まで行くのはちょっと厳しそう。電費(EVは燃料ではないのでこう言うんですね)はいいのですが、軽自動車並みのパワーなので東名の坂道が難所。最も電費のいいエコモードで80km/h平均で走ろうとしても、さすがにパワーが足りず、少しパワーが上がるドライブモードなどで走る必要があります。念のために海老名SAで急速充電を行ないました。

こんな看板がそこかしこにあります。全然気付かなかった……。

Felica対応携帯電話などであらかじめ登録しておきます。利用前にスタンドにかざして充電を開始すると、メールで充電している旨の告知が届きます。

実は最近、サービスエリアに電気自動車用の急速充電スタンドが出来ているんですが、ご存知でしたか? 写真のような案内板がサービスエリアの入り口から設置されているんです。海老名に行くことがあったら見てみてください。

急速充電スタンドを使うには、事前に登録しておく必要があります。Felica携帯などで認証した後、ケーブルをクルマにつないでスタートボタンを押すだけ。充電時間はバッテリー半分の充電で18分程度。1回の充電に100円かかります。

こちらは宿泊先での充電の図。ガソリンスタンドに充電設備がないことも多いので、今回はホテルに事情を説明して充電させていただきました。

これがSAの充電スタンドの隣にあるボックスです。

まだまだ珍しいiMiEVだけに、一般のお客さんからも多数声をかけられました。「どこまで行けるの?」「パワーちゃんとあるの?」と皆さん興味津々。やっぱり気になりますもんね。

でも、リップサービスでもなんでもなく、ほんとに普通の乗用車と変わらないレベル。むしろエンジン車の「i」と比べるとこちらのほうがいいかも……。

ちなみに、もし充電スタンドが使えなかったり、事前登録をしないままで行ってしまったら……実はそんなときにはスタンドの横にあるボックスで、通常の充電が可能です。ただ、こちらは通常の充電なので1目盛り=1時間程度かかります。一晩車中泊覚悟でどうぞ(笑)。

現在は価格も高いこともあり、一般家庭にはなかなか手が届きにくいと思われがちですが、実は国の補助金以外に藤沢市などでは市からの補助金も出るそうで、総額でも200万円ちょっとでリースできるとか(現在は販売ではなく5年間のリース契約)。

神奈川県内は電気スタンドの普及も広がりつつあるとのことですし、iMiEVが普及して、ジムカーナみたいな手軽な競技に参加できるようになる日も、そう遠くないかもしれませんね。



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