チェコラリー選手権第4戦ボヘミアラリーが、7月10−12日に開催。42回目の開催を数える長寿イベントで、シュコダ・ファビアR5のヤン・コペッキーがイベント3連覇を達成し、チェコ選手権でのリードを広げた。
また先週行われたWRCポーランドでファビアR5に記念すべきWRC2初勝利を献上したエサペッカ・ラッピも、スポット参戦。コペッキーと激戦を展開してバトルを盛り上げた。ラッピはSS6でパンクしタイヤ交換で2分以上をロス。最終的に総合4位で終えたものの、シュコダ・モータースポーツの凱旋参戦に華を添えた。
「エサペッカには本当に苦しめられた。首位争いを続ける事ができなくて、残念だったよ」とコペッキーだが、チェコ選手権のビッグイベントに何万人もの観客が集まった光景には万感の思い。
「シュコダの地元イベントに、これだけたくさんの熱心なファンが集まってくれて、本当に最高の気分。新型ファビアR5で連覇を決めることができたので、なおさらいい気分だよ」
今イベントに設定された12SSのうち、コペッキーが7回、ラッピが4回SSベストをマークした後、最終ステージは両ドライバーが同タイムでベストと、ファビアR5勢が圧倒的な強さを見せたイベントとなった。
ラッピはこの後、7月30日に開幕するWRCフィンランドに参戦する予定。