[更新日]:
2009年09月22日
【編集部ブログ】ST185がお台場を走った!
ラリーファンならご存じのとおり、FIAの世界選手権でトヨタがドライバーズ/マニュファクチャラーズのタイトルを獲得したのはWRCでした。
今回走ったマシンもそのチャンピオンカーのひとつ、トヨタ・セリカ GT-Four(ST185)。1995年に日本人として初めてサファリラリーで優勝を飾り、毎年このイベントにドライバーとして参加している藤本吉郎選手のマシンもST185です。
「このイベントでびっくりするのは、毎年毎年かなりお客さんもたくさん入ってくれて、ラリー好きな人もいることですね。私が走っていた時の『オートスポーツ』とか『ラリーX』とかを持ってきて『サインしてくれ!』っていう人も来るんですよ。
トヨタもひとつの歴史として、ラリーで世界選手権を制覇したという誇りを持っているし、それだけの実績を残しましたからね」
と感慨深そうに話してくれました。
本誌たけぶぅは今年が初めての観戦。正直周りはフォーミュラ、GTなどバリバリのレーシングカーばかりで、市販車の延長線上にあるグループAのセリカは見劣りしてしまうのかなぁ……なんて思っていましたが、それはとんでもない間違いでした! ゴメンナサイ!
藤本さんがキーをひねってエンジンに火を入れると、ターボ特有の低い、でも存在感のある3S-Gのエキゾーストノートが解放され、ああ、トヨタのラリーカーが、赤緑のカストロールが走ってる……なんて、当時テレビでしか見られなかったラリーカーの実物に、思わず感慨深くなっちゃいました。
ほかのマシンがフラッグやシグナルでスタートする中、ST185はラリーカーらしくオフィシャルの指によるカウントダウンでスタート。クッとリヤが沈んだかと思うと4WD特有のロケットスタートが決まり、GTやフォーミュラなどのマシンが走った後でも存在感ありまくりでした。
いやー、ラリーカーって、本当にいいものですね〜。