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全日本ラリー福島:新型WRX STIが今季2度目の1-2-3フィニッシュ

 

全日本ラリー選手権第5戦福島は7月26日の競技最終日を終え、初日をトップで折り返した新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が、この日もデイトップを奪う走りで今季3勝目を獲得した。2位には勝田範彦/足立さやか(スバルWRX STI)、3位に炭山裕矢/保井隆宏(スバルWRX STI)が入賞し、新型WRX STIが今季2度目となる表彰台独占を果たした。

朝から気温がグングンと上昇し、最高気温が30度を超える猛暑となった2日目は、初日トップの新井(敏)がオープニングのSS9でベストタイムをマーク。初日2番手の勝田との差を10.2秒に拡大した。その後も新井はSS13と14でベストタイムを重ね、初日に続き2日目もデイトップを獲得。SS11と最終SSのSS15でベストタイムを奪い、粘りをみせる勝田に対し12.7秒の差を付け、今季3勝目を飾った。2位には勝田が、3位には、この日2本のSSでベストタイムをマークした炭山が、初日3番手の奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)を捉え入賞した。その結果、JN6クラスは第2戦久万高原に続き、新型WRX STIが表彰台を独占する1-2-3フィニッシュを達成した。

JN5クラスは、初日首位の関根正人/竹下紀子(三菱ミラージュ)が、SS9のジャンクションをオーバーシュート。あわやリタイアの危機に直面したがなんとかコースに復帰を果たし、初日に築いた大量リードに守られながらトップの座を譲らずフィニッシュ。第4戦洞爺に続きグラベルラウンド2連勝を果たした。2位には、初のFFながらも初日を2番手で折り返した勝田貴元/石田裕一(トヨタ・ヴィッツGRMNターボ)が入賞。2日目はデイトップを奪う速さを披露し、初日は50.6秒あったタイム差を35.5秒差にまで縮めてみせた。3位には、初日3番手の石田雅之/遠山裕美子(トヨタ86)が入賞した。

そのほか、JN3は初日トップの寺川和紘/石川美代子(マツダ・デミオ)が、2日目を終始安定したペースで走りきりトップの座を譲らず優勝。JN5クラスの関根と同様に、こちらもグラベルラウンド2連勝を果たした。また、JN2クラスも初日トップの中西昌人/廣島真(スズキ・スイフトスポーツ)が、2日目もトップの座を堅守。自身にとっては昨年のラリー北海道以来、JN2クラス移籍後では初となる優勝を獲得した。

次戦の全日本ラリー第6戦モントレーは、8月28日(金)~30日(日)にかけて、群馬県の嬬恋村を舞台に開催される。ふたたびサーフェイスがターマックに戻るこのラリーは、シリーズきっての高速ステージが多く用意されていることでも知られている。後半戦に突入した各クラスのチャンピオン争いに加え、全日本最速バトルを誰が制するのか、興味深い1戦となりそうだ。

■各クラス順位
JN6クラス
1.新井敏弘/田中直哉 富士スバルアライモータースポーツWRX 59:54.5
2.勝田範彦/足立さやか ラックSTI名古屋スバルDL WRX +12.7
3.炭山裕矢/保井隆宏 ADVAN CUSCO WRX-STI +42.3
4.奴田原文雄/佐藤忠宜 ADVAN-PIAAランサー +46.1
5.鎌田卓麻/市野 諮 SYMS TEIN DUNLOP WRX STI +1:52.2
6.福永 修/鈴木 裕 オサムファクトリー・DL・CZ4A +2:04.3

JN5クラス
1.関根正人/竹下紀子 GセキネンDLWMMOTULミラージュ 1:05:45.4
2.勝田貴元/石田裕一 TGR Vitz GRMN Turbo +35.5
3.石田雅之/遠山裕美子 加勢eレーシング86 +56.1
4.天野智之/井上裕紀子 豊田自動織機・ラックDLヴィッツGRMN +1:35.0
5.二瓶 崇/藤井俊樹 ADVANバルボリンRPPオロンドDC2 +1:50.0
6.曽根崇仁/桝谷知彦 P.MU☆ダンロップ☆INGING86 +2:47.0

JN3クラス
1.寺川和紘/石川美代子 四国産直市場BRIG恵歯会HWデミオ 1:08:25.1
2.鷹野健太郎/尼子祥一 WelcomeJPN・Mazda2 +28.2
3.唐釜真一郎/松浦俊朗 ADVAN☆MOTULエムスポーツデミオ +1:04.59

JN2クラス
1.中西昌人/廣島 真 ADVAN・WM・KYBマクゼススイフト 1:11:28.4
2.高橋悟志/箕作裕子 ミツバWMDLラックマジカル冷機ヴィッツ +1:37.9



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