WRCラリーフィンランドは、デイ3を終えて昨年覇者で今年も首位につけるヤリマティ・ラトバラと、選手権リーダーのセバスチャン・オジエが激しい首位争いを展開中。この日を終えてラトバラはオジエとの差を13.2秒にまで広げたが、オジエと3位のマッズ・オストベルグとの間には1分以上の大差がついている。
フォルクスワーゲン・モータースポーツ代表のヨースト・カピートは、両者の走りは別格だと讃える。
「ラトバラとオジエの戦いは、本当にファンにとってはたまらないし、もちろんフォルクスワーゲンにとっても同じだ」とカピート。
「ヤリマティは今日、強さを見せつけたし、徐々にリードを広げていった。彼とセバスチャンは、ここでは別格の走りだ。SS12からSS18まで、両者が互いに1−2ベストをマークしていることも、フィンランドでの圧倒的な強さの表れ」
最終日は14.12kmのステージを2回走行するだけの短い設定。
「それでも日曜日は30kmを走り切らなくてはならない。この素晴らしいパフォーマンスを活かすためにも、チームは一丸となってミスのない仕事を続けなくてはならない」