次世代ポロを絶賛のオジエ、ミケのスイッチはポルトガルから – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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次世代ポロを絶賛のオジエ、ミケのスイッチはポルトガルから

 

2世代目のポロR WRCを発表したフォルクスワーゲン・モータースポーツ。狙うのはもちろんタイトル防衛だが、それに向けて改良を加えたポロR WRCについて、チームは自信を持っているようだ。

1月15日に行われた次世代ポロR WRCのワールドプレミアには、チーム陣営も帯同。クルー陣は、新マシン同様、デザインが一新されたオーバーオール姿で登場した。

「新しいポロR WRCには、内部も外部も、さらに改良を加えてきた」とフォルクスワーゲンの技術部門取締役のハイン・ヤコム・ニュバウアー。「見た目が以前よりもさらにダイナミックでスポーティになっただけではない。ボンネットの下に関しては、エンジニアたちが細部に渡るまで技術的な改革を行い、この2年間で大いに成功を収めたパッケージの、細かな側面についても数多く改良された」

エンジニアたちが様々なアイディアを投入してきたという、ポロR WRCのボンネット内部。油圧アクティブギアボックスを操作するのは、ステアリングコラムに取り付けられたシフトパドルで、最も大きな変更のひとつだ。さらに昨年のコンポーネンツの4分の3を見直し、すべての部分において「よりシンプルに、軽く、そして強く」を目指したという。

タイトル3連覇を目指すセバスチャン・オジエは「新型がこれまで通り、いいスタートを切ることができると、とても期待しているよ」とコメント。「テストで走り込んだし、ドライバー陣はエンジニアたちと密接に作業を続けてきた。新しいシフトパドルの開発にはかなり努力を注いで、本当に進歩した。他のチームとどのように渡り合えるのか、楽しみだよ。ポロR WRCは、これまで以上によくなっている」

一方、2014年はオジエのタイトル防衛を苦しめたチームメイトのヤリマティ・ラトバラは「新しいマシンのフィーリングはとてもいい。新しいシーズンに向けての準備が整ったよ、ついにね」とコメント。「今年はギアチェンジにシフトパドルを使うんだけど、とても気に入っている。全体として、新しいポロは速くなっているし、2014年モデルよりもさらによくなっている。そう感じているのは僕だけじゃない。セバスチャンもアンドレアスも、僕と同じ意見だ。もちろん、2015シーズンが楽しみだよ」

そして、今季もサードカーをドライブするアンドレアス・ミケルセンは「まず、新しいデザインが本当にクールだね。新しい色もデザインも好きだし、ポロR WRCをドライブすることが、さらに誇らしいよ」とコメント。「僕は、シーズンの序盤は2014年モデルのポロをドライブする予定で、“新車”にスイッチするのはポルトガルから。でも、問題ないよ。世界タイトルを獲ったマシンが遅いわけがない」

チーム代表のヨースト・カピートは「モンテカルロに間に合わせるために、チームが一丸となって、長い間がんばってきた。今日を迎えて、気分的には最後のターボを効かせた感じだ」とコメント。「フォルクスワーゲンの首脳陣や従業員が、熱心にサポートしてくれることも、とてもうれしい。フォルクスワーゲンでは、モータースポーツに大きな注目が集まっているし、支持も受けている。新しいシーズンを通じて、このサポートに応えていかなくてはならない」



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