8月23日にフィニッシュを迎えたWRCドイツ、WRC2部門ではシュコダ・ファビアR5のヤン・コペッキーが優勝を飾った。ファビアR5勢としては、ポーランド、フィンランドに続いての連勝。WRC2では初めての舗装戦制覇となった。
コペッキーはラリーの開幕ステージから首位に立ち、21SS中、11本でベストを叩き出す圧倒的な強さを見せて差を広げていった。フィニッシュを迎え、最終的に部門2位とは4分以上の大差をつけた。
「本当にこの勝利がうれしいよ!」と喜びを見せるコペッキーは、昨年のAPRC王者でもある。
「素晴らしいマシンでこのラリーを走るのは、本当に楽しかった。今回もファビアR5はそのすごさを発揮した」
「多くの情熱的なファンが待つ母国戦を、今から楽しみにしているよ」
フィンランドでのWRC2覇者、エサペッカ・ラッピも2台目のファビアR5でエントリーしていたが、SS2のミスで後退。最終的に13位でのフィニッシュとなったが、7本のベストタイムをマークしている。
「あのミスの後は、ここで経験を積む事ができた。次のラリーではさらにいい走りができるようになっていたいね」とラッピ。
今年のダカールウィナーであるナッサー・アルアティヤも、今回初めてファビアR5でWRC2に参戦、部門4位でのフィニッシュを果たし、WRC2のタイトル争いでは、ラッピをかわして首位に浮上している。