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フィンランド国内戦でポディウムフィニッシュ! 新井大輝選手のミニレポート

©Marika Koliseva

「TOYOTA GAZOO Racingチャレンジプログラム」の一環として、若手育成ドライバーとしてフィンランドの国内ラリー選手権に挑戦した新井大輝選手。トミ・マキネン・レーシングがプリペアした、R4スペックのスバルWRX STIで、英国人コドライバー、フィル・ホール選手と共に、見事初戦でクラスポディウムを獲得しました。

日本人ドライバーから見たフィンランドの国内戦はどんな印象だったのか大変気になるところですが、その大輝選手から生の声が届きました!

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今回は初めて組むコドライバー、初めての海外でのグラベル戦だったので、抑えて走っていました。

Marika Koliseva

Marika Koliseva

ペースノートもだいぶ変えたので、慎重に聞きながら走ることに集中していました。
SS1はナイトステージだったこともあり、トップと3秒/kmつけられてしまいましたが、2日目は0.25秒/kmに詰められたステージもあったので初戦としてはまずまずの手応えだったと思います。

今回1番の収穫は、ドライビングスタイルです。
フィンランドの道は、日本に比べてはるかにグリップレベルが高いので、タイヤこそグラベルタイヤを履いていますが、ディファレンシャルのセッティングそのもの自体はターマックに限りなく近いです。

何よりも道幅が広いこともあり、サーキットのように綺麗にラインを取らなければなりませんし、ドリフトさせた時点でタイムロスに繋がります。

だから、もともと父(新井敏弘選手)のドライビングが染みついてる自分にははかなり葛藤がありましたが、最終的に2つのドライビングスタイルが会得できたので今後のラリーは楽に組み立てることができそうです。

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共にエントリーした勝田貴元選手もクラス4位と、頼もしい結果を残してくれた日本の若手ドライバーたち。次に挑むのは、9月25−26日にタンペレで開催されるフィンランド国内戦最終戦、ピレリラリーです。10月末に開催される全日本ラリー選手権最終戦・新城ラリーには、2人揃って参戦予定。海外修業で大いに吸収して、日本のファンの前でその成果を披露して欲しいですね!



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