1月6日の競技3日目はサンフアンから北上、チレシトまで移動する。2輪とクワッドは総走行距離657km、うち競技区間220km。4輪とカミオンは総走行距離542km、うち競技区間284kmとなる。ルートの高低差は2000mちかくになる。
このステージでトップタイムをたたき出したのは前日大きく遅れたMINIのオーランド・テラノバ。ステージ2番手にはトヨタ・ハイラックスのジニール・ドゥビリエ、同3番手には同じくハイラックスを駆るヤジード・アル‐ラジ。アル‐ラジはフォード・フィエスタR5でWRC2などに出場している。ステージ4番手にはカルロス・サインツがつけている。
この結果、テラノバは総合3番手に大きく順位を回復して総合3番手。プジョーのカルロス・サインツが同4番手となり、アル‐ラジが同5番手につけている。総合首位はMINIのナッサー・アル‐アティヤで変わらず。総合2番手もドゥビリエがキープしている。
「(このステージは4輪と2輪が別の行程をとるため)ステージの先頭走者は、より慎重になる必要がある。場所によっては道なき道を走るわけだしね。マシュー(バウメル)のナビゲーションは素晴らしかった。リスクを冒さずに走り切ることができたよ」と首位をキープしたアル‐アティヤ。
トヨタ・チーム・ランドクルーザーの2台は市販車ディーゼルクラスでの1-2位は堅持したが、前日までクラストップだったニコラ・ジボンはラジエターの破損で1時間55分のロスを喫し、代わって三橋淳が首位に。総合順位は三橋が32番手、ジボンが45番手となっている。日野チームスガワラは、菅原義正がカミオン部門総合36番手、照仁が総合32番手となり、排気量10リットル未満クラスの1-2を守っている。
ラリーは7日、アンデス山脈を越えていよいよチリへ入国。前半は砂利まじりの土、後半はアタカマ砂漠というステージでコピアポへと向かう。2輪、クワッドおよび4輪は総走行距離909km、うち競技区間315km。トラックは総走行距離768km、うち174kmが競技区間となる。