9月18-20日に北海道帯広市を拠点に開催されるAPRC第5戦及び全日本ラリー選手権第7戦RALLY HOKKAIDO(グラベル)は、9月10日、エントリーリストを発行した。
例年通り国際格式のAPRC部門にエントリーするのか、それともシリーズ首位につけている全日本部門を選ぶのか、その去就が注目されていた新井敏弘は、全日本部門の先頭ゼッケンとなるNo.51に名を連ねている。この結果、全日本JN6クラスは、シリーズ上位を戦うVAB型スバルWRX STIの勝田範彦、炭山裕矢、鎌田卓麻に、三菱ランサーエボリューションXの王者・奴田原文雄、石田正史と、JN6の強豪勢が出揃い、ポイント係数2倍の大一番を迎えることになった。 JN5では、今季プジョー208 GTiでJN5への舗装戦参戦プログラムを組む柳澤宏至が、タイトル争いをにらんでプロトン・サトリアネオでエントリー。またクラウドファンディングでの資金調達が成立した関根正人が、公約どおり三菱ミラージュでエントリーしている。 一方、APRC部門では、シリーズリーダーのポンタス・ティデマンドが、日本初上陸。シュコダは次戦中国戦からファビアR5へのスイッチが見込まれており、チームMRFがファビアS2000でのAPRC登場はこれが最後になる可能性もある。チームメイトのガウラブ・ギルは前戦マレーシアで痛恨のリタイアを喫しており、この日本戦は絶対に落とせない一戦だ。 クスコレーシングからは、今季からスバルWRX STIにスイッチして健闘しているマイケル・ヤングがエントリー。前戦マレーシアからアジアカップノミネートで久しぶりにAPRCに復帰nしている中国の万宇ラリーチームからは、2006年のJWRCチャンピオン、パトリック・サンデルがノミネートしている。三菱ランサーエボリューションEXは中国選手権仕様となっており、そのパフォーマンスが注目される。万宇はレギュラードライバーのファン・ファン(樊凡)に加え、マレーシア戦ではユッシ・バリマキを投入していた。また、APRC部門の常連チーム、学生メカニックの奮闘で知られる高山短大チームは今年、ドライバーに群馬県のベテラン、星野博を迎える。