この日はSS13〜17の5SSという設定。競技2日目を終えた段階で総合2番手のクリス・ミーク(シトロエン)と0.3秒差だったオジエは走行順の不利がなくなりフルアタックを敢行。5SSすべてでベストタイムをたたき出す強さを見せて勝利を飾った。
総合3番手につけていたラトバラも大きくペースアップし、SS13でミークを逆転。5SS中4SSでセカンドベストを出す快走で2位の座をキープした。3位にミーク、4位にはTC遅着で10秒ペナルティを科されたフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセン、5位にはヒュンダイのヘイデン・パッドンが入った。
これでオジエは今シーズン7勝目、通算31勝目を獲得。3年連続のドライバーズチャンピオンを決め、チームにも3年連続のマニュファクチャラーズタイトルをもたらした。
次戦は10月1日〜4日に開催される第11戦ツール・ド・コルス。コルシカ島でのWRCは2008年以来となり、当時はマルティン・プロコップがジュニアWRCで優勝、オジエがJWRC2位となっている。
【WRCオーストラリア暫定総合順位】
1.セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン) 2:59:16.4
2.ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン) +12.3
3.クリス・ミーク(シトロエン) +32.6
4.アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン) +38.5
5.ヘイデン・パッドン(ヒュンダイ) +55.0
6.オィット・タナック(フォード) +1:38.0
7.ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) +2:08.3
8.ダニ・ソルド(ヒュンダイ) +2:15.2
9.エルフィン・エバンス(フォード) +4:33.7
10.ナッサー・アル‐アティヤ(フォードRRC) +11:46.5