今週のヤンナーラリーで開幕するERCは、この2015年からプライベーターを対象とした賞典を設立する。賞金総額は2万ユーロ。
ERCのプロモーターであるユーロスポーツ・イベンツが主要株主と提携して、ワークス支援を受けていないERCの参戦ドライバーを支援するために設定したもの。近年の国際ラリー選手権としては初めてとなるこの試みは、シーズンを通して賞金を設定するもので、ERCに参戦するドライバーやチームを支援するユーロスポーツ・イベンツの方策のひとつ。他にも参戦コストの削減などを行っている。
最終リザルトで対象となるドライバーの上位7名に対し1位の7000ユーロから、5〜7位の1000ユーロまで、一戦毎に贈られる賞金総額は2万ユーロとなる。対象ドライバーは、ERCのシリーズにノミネートしていること、マニュファクチャラーの支援を受けていないこと、ERCのパートナー会社のタイヤ(ミシュラン、ピレリ、ヨコハマ)を使用していること、リジョナルラリーカー(RRC)での参戦ではないこと、が条件となる。
ユーロスポーツ・イベンツでは、2015年にTV放映の露出を増やすなど高めるなど、コンペティターの支援をさらに強めていく意向だ。